3年に一度、日本で開催される「世界バレエフェスティバル」。
その歴史は45年以上にも及び、バレエファンにとって一大イベントです。
私も毎回楽しみにしていますが、チケット代が高額であること、またガラ公演という形式に迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、世界バレエフェスティバルの魅力や特徴を、私の個人的な感想を交えながらご紹介します。
世界バレエフェスティバルとは
世界バレエフェスティバルは、バレエ界で夢の舞台とされており、出演することを「目標」としているダンサーも少なくありません。
その名の通り、世界的に著名なダンサーたちが集結する特別なガラ公演です。
今回は、そんな注目のフェスティバルの魅力を、以下のポイントでご紹介します。
インタビューやインスタグラムなどで、「ずっと出たかった」とコメントするダンサーを何人も見ました
1976年に初開催。国境を超えてダンサーが集う
世界バレエフェスティバルの歴史は、今では約50年近くに及びます。
当時、国を超えて数多くのバレエダンサーが集まる大規模なガラは非常に珍しく、注目を集める存在でした。
ましてや国境を超えて集まるような大規模なガラはなくて、世界中のバレエファンが注目していたそうですよ
なんと、第2回公演には、バレエ界を代表する3人のプリマ、マイヤ・プリセツカヤ、マーゴ・フォンティン、アリシア・アロンソが一堂に会したのです!
この歴史的な瞬間が、現在のフェスティバルの人気を支える伝説となっています。
世界バレエフェスティバルを企画した人
このフェスティバルを企画したのが、日本でバレエ・オペラを広めた佐々木忠次さんです。
敗戦直後から、海外のバレエ団を日本に招聘する活動をし、その功績により世界のトップダンサーが集う、このフェスティバルが続いています。
佐々木忠次さんについては、彼の生涯を描いた『孤独な祝祭』もおすすめです。
彼の行動力はズバ抜けていて、日本にこんな偉業を成し遂げた人物がいたことに本当に驚きました!
佐々木忠次さんは東京バレエ団とNBS(日本舞台芸術振興協会)を創設した人でもあります。東京バレエ団ができた経緯もドラマティックなんですよね。
世界トップクラスのベテランと才能あふれる若手が集結
世界バレエフェスティバルは、世界的ダンサーだけでなく、才能溢れる若手も参加するフェス。
ダンサーの中でも憧れの舞台みたいです。
円熟期のダンサーから波に乗っているダンサーを中心に30名近くが各国のバレエ団から集まります。
世界バレエフェスティバルには、世界的なベテランダンサーから、将来を嘱望される若手ダンサーまで、幅広い層が参加します。
参加すること自体がダンサーの憧れとされており、特に円熟期にあるベテランと勢いに乗る若手が集まることで、毎回異なる魅力が感じられる構成となっています。
- ロイヤル・バレエ
- パリ・オペラ座
- シュツットガルト
- ハンブルク
- ベジャール・バレエ・ローザンヌ
- ボリショイ
- マリインスキー
- ABT
- ベルリンバレエ
など
ダニール・シムキンやスティーブン・マックレーなど、このフェスを皮切りに日本での知名度が上がっていった記憶です。
ただ、最近は若手の抜擢が昔より少ないと思うファンも多いようですね
演目の発表はチケット発売のあと
世界バレエフェスティバルの演目、実はチケット発売時にはちゃんと決まっていないことが多いです。
ドン・キホーテのパ・ド・ドゥは、必ずあるんですけどね、大トリで^^;
演目の決定は、だいたい公演の1ヶ月前くらいでしょうか。
- 基本的にパ・ド・ドゥなので、演目が限られる
- 出演者同士の重複を避けるための調整
- ダンサーの意向
出演者は徐々に追加される
出演者も最初の発表で全てが決まるわけではなく、追加発表が続くことが多いです。
2024年の公演では、最初の発表が2月に行われ、6月に10名、7月に4名が追加されました。
逆に、怪我やバレエ団の都合で参加ができない、Aプロのみになった、みたいなこともあります。
全幕特別プログラムは注目!
世界バレエフェスティバルでは、前夜祭的に全幕も上演されます。(コロナ禍のときはなかった)
主演が世界バレエフェスティバルの出演者で、それ以外を東京バレエ団が務めます。
最近は、主演はだいたい2組で1演目。
チケットも本公演より少し安く、ドン・キホーテの上演が多いです
全幕プロ | 上演の歴史
第10回~17回までの上演の歴史です。
ごめんなさい、第9回より前が不明です。
ただ、1976年に開催された第1回では、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「ジゼル」が上演されたそうです。
第2回と3回は全幕はなく、第4回から復活しました。
2024年 第17回 | ラ・バヤデール |
---|---|
マリアネラ・ヌニェス&リース・クラーク オルガ・スミルノワ&ヴィクター・カイシェタ | |
2021年 第16回 | コロナ禍の開催のため、全幕特別プロはなし |
2018年 第15) | ドン・キホーテ |
アリーナ・コジョカル&レオニード・サラファーノフ ミリアム・ウルド=ブラーム&マチアス・エイマン | |
2015年 第14回 | ドン・キホーテ |
アリーナ・コジョカル&ワディム・ムンタギロフ | |
2012年 第13回 | ドン・キホーテ |
タマラ・ロホ&スティーブン・マックレー ナタリア・オシポワ&イワン・ワシリーエフ | |
2009年 第12回 | ドン・キホーテ |
マリア・コチェトコワ&ダニール・シムキン | |
白鳥の湖 | |
タマラ・ロホ&フェデリコ・ボネッリ | |
眠れる森の美女 | |
アリーナ・コジョカル&ヨハン・コボー | |
2006年 第11回 | ドン・キホーテ |
タマラ・ロホ&ホセ・カレーニョ | |
白鳥の湖 | |
上野水香&ジョゼ・マルティネス | |
ジゼル | |
ディアナ・ヴィシニョーワ・ウラジミール・マラーホフ | |
2003️年 第10回 | ドン・キホーテ |
ガリーナ・ステパネンコ&アンドレイ・ウヴァーロフ | |
ジゼル | |
アレッサンドラ・フェリ&ウラジミール・マラーホフ |
争奪戦!1日だけの「特別ガラ」
世界バレエフェスティバルを一層際立たせているのが、この「特別ガラ」。
毎回1日だけのスペシャルプログラムで、チケット争奪戦になるほどの人気ぶり。
特に目玉は、最後の「ファニーガラ」!
公演の締めくくりとして上演されるこのコーナーは、笑いと驚きがいっぱいで、観客もダンサーも大盛り上がり!
世界的に有名な「ファニーガラ」
ファニーガラとは、特別ガラの最後に行われるダンサー企画のコーナーのことです。
第1回か第2回のフェスティバルで、男性ダンサー4人が女性役の「パ・ド・カトル」を踊ったのがきっかけでスタートしたとか。
当時の世界的ベテランバレリーナは「神聖なバレエを!」と怒ったそうです^^;でも、続いていて、伝統になったと主催の方が説明していました
最近では、マルセロ・ゴメスが主導して、このファニーガラをさらに盛り上げています。
ダンサーたちもA/Bプロの間から練習をしているみたいで、本当にたのしそうです。
ノリノリな男性ダンサーが多いのも見どころ(笑)。
全員が出るわけではないんですけどね。
2024年の第17回世界バレエフェスティバルのファニーガラは、ラ・バヤデールでした。
ファニーガラの動画
チケットは争奪戦!
特別ガラのチケットは毎回入手困難!
ファニーガラ単独のチケットはなく、特別ガラのチケットを購入することでしか観られません。
先着順や抽選など販売形式も毎回違って、どの方法でも争奪戦です。
チケット代はS席で36,000円(2024年の第17回公演)と高額・・
NBSの「バレエの祭典」会員になるとチケット獲得のチャンスが増えるので、気になる方は要チェックです!
関連記事:NBSバレエの祭典会員とは?特典とメリット・デメリットをご紹介
世界バレエフェスティバルの悩ましい点
世界バレエフェスティバルは、「日本に住んでてよかった!」と思えるくらい、世界中でみてもこんなガラはありません。
けど、悩ましい点が無いわけでもありません。
演目に偏りがでることも
演目の発表は開催の1~2ヶ月前とギリギリに発表されることが多いです。
そして、内容が偏ってしまう場合もあります。
例えば、
今回ノイマイヤー作品ばっかりだなぁ…
コンテンポラリーが多いなぁ
なんてことも。
また、同じ作品がAプロとBプロの両方に入っているけど、踊るダンサーが違う、というケースもよくあります。
クラシックだけを楽しみたい方には、時に「ちょっと合わないかも…」と感じるプログラムがあるかもしれません
ダンサーが固定化されている傾向
毎回出演するダンサーが似た顔ぶれになりがちで、「同じ顔ぶれだな」と感じることもあります。
世界トップレベルのダンサーはやはりベテランが多いため、自然とそうなりやすいのかもしれません。
初代プロデューサーの佐々木忠次さんは、優れた若手を見出す力に定評があり、シルヴィ・ギエムを見出したのも彼だと言われています。
それでも毎回、まったく同じメンバーというわけではなく、若手や日本ではまだ知られていないダンサーも登場するので、それも楽しみ。
鑑賞歴が長いと、好きなダンサーを長く見られるメリットはあります。が、若手ももっと見たいな、という気持ちにもなるんですよね
チケット代が高くなっている
チケット代はS席で3万円弱。
30名近くの世界的ダンサーを観られると考えると、まあ納得の値段かもしれません・・
海外からの招聘ということで飛行機代や宿泊費などが年々高騰しており、その影響がチケット代にも如実に影響・・
特に、日本では国からの助成が少ないため、どうしても価格は高めになりがちです。
それでも、主催のNBSさんが赤字になることも多いらしく、その覚悟で世界の一流ダンサーを招聘してくれるのは本当にありがたいですね!
上演時間が長く、集中力がもたない
世界バレエフェスティバルの上演時間は4時間近く!
休憩が3回挟まれますが、人によっては集中力がもたないことも。
さらに、休憩時間は15~20分と短めで、毎回トイレが大混雑です(笑)。
公演が夏なので、水分を多くとる観客も多く、お酒を楽しむ方もちらほら。その影響もあるのかも
世界バレエフェスティバルでしか味わえない点
悩ましい点も多いですが、世界バレエフェスティバルでしか得られない経験もあります。
世界レベルのダンサー約30名を一度に見られる
これだけの世界的なダンサーが一堂に会するガラ公演なんて、他ではなかなかありません!
パリ・オペラ座やロイヤル・バレエ、ボリショイ、ハンブルグ、ベジャール・バレエなど、個性豊かなカンパニーからの出演も多く、華やかな競演が楽しめます。
どのダンサーもプリンシパル級で、技術の高さはもちろん、表現力やステージでの存在感にも圧倒されます。
見慣れたパ・ド・ドゥでも、ぎゅっと惹きつけられてしまうのが、世界レベルだなと感じます
日本では見られない作品も楽しめる
多彩な演目もフェスティバルの魅力の一つ。
日本ではなかなか上演されない演目や世界初演、長いこと上演されていない演目などを見ることができます。
- スペードの女王(ローラン・プティ)
- ニーベルングの指輪(モーリス・ベジャール)
- アンナ・カレーニナ(ジョン・ノイマイヤー)
- 椅子(モーリス・ベジャール)
- ヘルマン・シュメルマン(ウィリアム・フォーサイス)
- ウルフ・ワークス(ウェイン・マクレガー)
2024年公演では、マイヨー版の『くるみ割り人形』のパ・ド・ドゥが披露され、会場がとても盛り上がりました!
メソッドやバレエ団の違いを感じられる
同じ演目を異なるダンサーで見比べられるのも、このフェスティバルの楽しみ方のひとつです。
たとえば『ドン・キホーテ』はAプロとBプロの大トリで別のペアが踊ります。
また、『ロミオとジュリエット』もマクミラン版とヌレエフ版、両方見られたこともありました。
踊り方の違いにバレエ団やメソッドが反映されるのは、オタクにはたまらないポイント。
バレエの祭典会員であれば、クラスレッスンの見学もできるので、メソッドの違いが感じられてとても興味深いですよ!
出待ちでダンサーに会えるチャンス
フェスティバルにはフィナーレが毎回あるので、出演ダンサーは最後まで出てきます。
なので、出待ちをするとダンサーに会えるチャンスも!
私も何度かサインをもらったり、写真を撮ってもらったことがあります。
ダンサーにとっても日本での出待ちは新鮮らしく、逆に彼らが観客を動画で撮影していることも(笑)。
もちろん、マナーを守り、譲り合いながら楽しみましょう。
ただ、夜公演では出待ちが禁止になることもあるので、事前に注意が必要です。
新たな「お気に入りダンサー」を発見できる
世界には知られていない素晴らしいダンサーがまだまだたくさんいます。
バレフェスでは、そんなダンサーに出会えることも醍醐味のひとつ。
主催のNBSが発掘してくることもありますし、怪我などで急遽代役が登場することも。
ロイヤル・バレエのスティーブン・マックレーもかつてセルゲイ・ポルーニンの代役として出演しました。
最近では、マリインスキー劇場のキム・キミンに代わり、オランダバレエ団のヴィクター・カイシェタが登場し、フレッシュな踊りと笑顔で観客を魅了していました。
世界バレエフェスティバルに呼ばれるだけの実力がある人が来るので、新顔はとても期待しちゃいます
世界バレエフェスティバルを見るべき?
「世界バレエフェスティバルを見に行くべき?」と迷う方も多いですよね。
開催は夏、バレエファンには魅力的な公演が続く時期でもあります。
ここでは、個人的な意見をもとに、フェスティバルが向いている人と、少し慎重に考えたほうがよいかもしれない人についてご紹介します。
向いている人
こんな方には、世界バレエフェスティバルはおすすめです。
世界的なダンサーを一度に観たい
普段は各国でしか観られないダンサーが日本に集まる貴重な機会。まさに「オールスターキャスト」です。
別の言い方をすると、バレフェスでなければ日本ではなかなか見れないダンサーも出演します。
クラシックもコンテンポラリーもOKな方
世界バレエフェスティバルでは、クラシック作品だけでなくコンテンポラリーも楽しめます。「作品の幅広さもバレエの魅力!」と思える方にはぴったりです。
テクニックだけでなく表現力も重視する
世界的なダンサーの表現力には心を動かされる場面が多く、じっくりとその深い演技を楽しみたい方には見応えがあります。
遠方に住んでいてバレエを見られる機会が少ない
少しお値段は張りますが、これだけのダンサーを一気に観られる公演はなかなかありません。これ一本に絞る価値ありかも。
慎重に検討したほうが良い人
一方で、以下に当てはまる方には少し考えていただくほうが良いかもしれません。
クラシックを中心に楽しみたい
世界バレエフェスティバルはクラシックだけでなくコンテンポラリーも混ざっているので、「王道クラシック派」の方には合わない演目もあるかもしれません。
派手なテクニック重視で見たい
世界バレエフェスティバルの魅力は多様な表現やダンサー間の化学反応ですが、派手なテクニックが前面に出る演目ばかりではありません。
「世界的なテクニックを見たい!」という方は期待と異なる部分もあるかも。
もちろん、ドン・キホーテや海賊など王道の演目は必ずあるので、ゼロではありません。
比率の問題って感じです。
感情移入できるストーリー性が欲しい
フェスティバルはパ・ド・ドゥや短編が中心なので、全幕もののように感情移入しやすいかどうかは分かれるところ。
とはいえ、私は以前、短編でも一瞬で心を掴まれたことが何度もありますが!
パ・ド・ドゥばかりは飽きそう・・
世界バレエフェスティバルの演目は、パ・ド・ドゥかソロ(たまに3人)なので、全幕のようなコールドやソリストの踊りはありません。
大人数でしか表現できない美しさや迫力は、どうしてもないんです。
チケットの取り方とおすすめの座席
NBS公式での購入がおすすめ!
チケットはNBSから購入するのが一番です。
座席の選択肢が多く、手数料が安く、購入期限も長めなので安心です。
人気の公演では、早めにチェックしておきましょう。
観に行く日を決めるポイント
- 初日:会場の盛り上がりと初演の緊張感が楽しめます。
- 最終日:特別演出やダンサーの手ぬぐい投げがあることも。良席が取りづらいことが多いです。
- 平日昼公演:平日昼は比較的取りやすく、良席を狙いたい方におすすめです。
おすすめの座席
センターブロック:3階席以上でもオペラグラスがあれば十分に楽しめます。
1階LR(左右端のブロック):斜めからになりますが、舞台に近く意外と見やすいことも。3階席以上のLRは、場所が大事。1列目を狙いましょう。
関連記事:【バレエ特化】東京文化会館│座席番号付き見え方とおすすめ席
世界バレエフェスティバルをもっと楽しむ
世界バレエフェスティバルは、まるでお祭りのようなイベント!
公演以外にも楽しめるポイントがたくさんあります。
ダンサーのメディア露出に注目!
世界中のトップダンサーが日本に集まるため、バレエ雑誌だけでなく、『FIGARO』などのファッション誌でも特集が組まれることがあります。
インタビューや舞台裏エピソードを知ると、公演がより楽しみになりますね。
バレエ雑誌のインタビュー記事では、ダンサーの思いや舞台裏のエピソードなどを知ることができますよ。
バレエ関連雑誌だけでなく、全国紙に公演の総評が載ることも珍しくありません。
記事を読むと、世界バレエフェスティバルへの出演を夢や目標にしていたり、心待ちにしているダンサーは多いんだなぁと思いました
ダンサーのSNSで舞台裏が見られる
2週間続く長い公演期間中、ダンサーたちは日本での滞在を満喫している様子をSNSにアップすることが多いです。
リハーサル風景や舞台裏でのリラックスした一コマが垣間見られるのも楽しみの一つ。
特にInstagramでの投稿が多く、24時間で消えるストーリーズが中心です。
なかなか見られないファニーガラの様子を見られることもあります!
オリジナルグッズも要チェック!
世界バレエフェスティバルでは、毎回オリジナルグッズが販売されます。
Tシャツ、パーカー、フェイスタオル、トートバッグなど、ここでしか手に入らないアイテムが揃っているので、記念に一つは持っておきたくなります。
オンラインでも購入できたりしますよ。>>公式サイトはこちら
チャリティオークション
世界バレエフェスティバルでは、チャリティーオークションも行われます。
出演ダンサーのトウシューズや衣装など、ここでしか手に入らない貴重なアイテムなどです。
2024年には、スポンサーであるKOSEの関連で、なんと大谷翔平選手や羽生結弦選手のグッズも出品され、大変な注目を集めました。
世界バレエフェスティバルのよくある質問
演目が発表されないので、チケットを買いにくい!売り切れるもの?
ABプロのチケットは即完売することは少ないです。
プログラム発表後に購入する方も多いので、最終日でなければ購入できることが多いです。
特別全幕プログラムや特別ガラは人気が高く、即完売することも
行けなくなったら、払い戻しできる?
基本的には払い戻しはできません。
ただ、チケットぴあで購入していればリセール機能を使えますし、他のチケット流通サイトで譲渡することもできます。
なお、正規の価格以上での転売は控えましょう。
NBSは高額転売に厳しく、無効化されたケースもあります。
SNS(主にX)で買い手を募集している人もみかけますよ。
行けるかどうか不安がある場合は、コンビニでの発券をギリギリまで待つのも対策のひとつです。発券番号だけ伝えて譲渡できるので楽ですよ。
目当てのダンサーが急遽降板したら、払い戻しできる?
残念ながらこちらも払い戻しはできません。
たとえば2024年の公演で、マリインスキー劇場のキム・キミンが来日できず、代役のヴィクター・カイシェタが出演しましたが、払い戻しはありませんでした。
AプロとBプロ、どちらを見るか悩んでいます
プログラムや出演者の発表を待ってもいいと思います。
チケットはギリギリまで残っていることも多いですが、最終日は人気で売り切れることもあるのでご注意を!
地方から観に行くので荷物が多いのですが…
荷物はクロークで預かってもらえます。
世界バレエフェスティバルでは、遠出する方も多く、クロークには多くのスーツケースを見かけます。
子供に見せても大丈夫?
お子さんの年齢やバレエへの興味次第ですが、世界バレエフェスティバルでは小学生くらいのお子さんはあまり見かけません。
チケット代も高めですし、パ・ド・ドゥやコンテンポラリーも多く、4時間という長丁場に集中できないこともあるかもしれません。
子供料金のチケットはあるの?
世界バレエフェスティバルには子供料金の設定はありませんが、25歳以下向けに格安のU25席が用意されることが多いです。
- NBSでのみ発売
- 枚数限定で争奪戦に
- 座席の指定は不可(S席などの席種も選べない)
ファニーガラのチケットがほしい!どうしたらいい?
ファニーガラが開催される特別ガラのチケットは、抽選か早ものがちです。そして一般発売前に「バレエの祭典会員」が優先的に買えることが多いです。もし、海外バレエ団の公演を観るのが好きならば、会員を検討してみてもいいかもしれません。
ただし、必ずしもチケットが手に入るとは限らないのでご注意ください。