大人バレエのレッスンマナー|初心者が知っておきたいお作法と暗黙のルール

大人バレエのレッスンマナー|初心者が知っておきたいお作法と暗黙のルール

初めてのバレエ教室では、「知らないお作法があったらどうしよう」と少し緊張しますよね。

バレエのレッスンでは、一つのスタジオで何人もの生徒が一緒に動きます。20人ほど、スタジオによっては40人近くになることもあります。

同じ教室で長く気持ちよくレッスンを続けるためにも、ちょっとした気遣いを知っておくと安心です。教室によって違うこともありますが、ここでは多くのレッスンに共通しやすいお作法を紹介します。

マイコ

すべて覚えてから参加しなくても大丈夫。迷ったら、まず周りを見てみましょう。

目次

レッスン前に気をつけること

大人バレエの初回レッスン前に先生へ挨拶する様子

初めて参加するときは、レッスン前に先生へ挨拶しておくと安心です。

「今日初めて参加します。よろしくお願いします」だけでも十分。自分のバレエ歴やレベル感、不安なことがあれば、このときに短く伝えておくと、先生も様子を見やすくなります。

スタジオに入ったら、まずは周りを見てみましょう。

レッスン前のチェック
  • ほかの生徒がバーを出していたら、やり方を聞いて手伝う
  • 荷物は壁際や指定の棚など、教室の決まりに合わせて置く
  • 鏡の前や、バーを運ぶ通り道には荷物を置かない
  • 立ち位置を急いで取らず、周りの様子を見ながらついていく

ストレッチをしたい場合は、空いていそうな場所に座って、周りの動きを見ながら位置を調整すれば大丈夫です。

バーは重いので、初回から一人で動かすのは避けたほうが安心。近くの人に「初めてなんですけど、どうしたらいいですか?」と聞けば、持つ場所や運び方を教えてもらえると思います。

スタッフがバーを用意する教室もあります。誰も動いていなければ、勝手に出さずに様子を見てくださいね。

服装や持ち物については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

バーレッスンで気をつけること

バーレッスンの立ち位置を先生に確認する様子

初回の立ち位置は、自分で急いで決めなくても大丈夫です。先生の案内を待つか、周りが動き始めるまで少し待ってみましょう。

案内がなければ、「どこに入ればいいですか?」と聞いてOK。自分で場所を選ぶ場合も、少し後ろから様子を見ると、その教室の流れが分かりやすいです。

大人バレエでは、長く通っている人の立ち位置が、なんとなく決まっていることもあります。もちろん絶対のルールではありませんが、初回は空いた場所へ急いで入らず、少し待つと安心です。

マイコ

待っていると先生が場所を案内してくれたり、近くの人が声をかけてくれたりすることもありますよ。

バーについたら、次のことを確認します。

バーで確認したいこと
  • 前後の人と手脚がぶつからないか
  • バーの反対側にいる人と近すぎないか
  • 左右を入れ替えたときも動けるか

先生が振りを伝えているときは、先生の周りを少し空けましょう。自分だけでなく、後ろや反対側にいる人からも先生が見えるように配慮できると、みんなが動きを確認しやすくなります。

センターレッスンで気をつけること

センターレッスンで2人が間隔を保ってグラン・ジュッテをする様子

センターレッスンは、バーよりも動きが大きくなります。前後左右へ移動するので、人との距離と進む方向を見ることが大切です。

初回や慣れるまでは、後ろから様子を見ても大丈夫。前列がすぐに埋まる教室もあれば、みんながあまり前へ行きたがらない教室もあります。

何度か参加すると、その教室の雰囲気も少しずつ分かってきますよ。先生から前へ出るよう案内されたら、そのときは指示に従えば大丈夫です。

センターでは、次の点を意識してみてください。

センターで気をつけたいこと
  • 周りの人と近づきすぎない
  • 大きく動くので、ぶつからないように注意
  • ほかのグループが踊っている間は、進路をふさがない場所で待つ
  • 踊っている人が近づいてきたら、待っている側が動いて避ける
  • 分からなくなっても、その場で止まらない
  • ステップは踏めなくても、周りと同じ方向へ動き、ほかの人の進路を空ける
  • 難しすぎる場合もその場では止まらず、周囲を見ながら進路の外まで動いて抜ける。そのあと先生に合図し、いったん見学する
  • 次のグループが続けて踊ることがあるので、サッとはける
  • はけるときは、前から。後ろに下がると次の人の邪魔になるケースが多い

レッスン後半のグランワルツなどは、スタジオを大きく移動します。振りを覚えるだけでなく、周りと同じ方向へ動けているかも確認しましょう。

自分のグループを待っている間も、ぼんやりしないように注意が必要です。大きく踊っている人が待機場所の近くまで来たら、待っている側が進路を見て避けます。

踊っている人が避けてくれると思わず、自分からすぐ動けるように見ておきましょう。

そして、踊り終わったら、その場に残らず前へ抜けます。

後ろから次の人やグループが続いていることがあるため、来た方向へ戻るのは危険です。後ろや横へ急に下がらず、基本は進行方向の先へそのまま抜けましょう。

教室や先生から出口の指示があれば、そちらを優先してくださいね。

レッスンが終わったあとに気をつけること

大人バレエのレッスン後にバーの片付けと掃除をする様子

レッスンが終わったら、周りに合わせて片付けを手伝います。

レッスン後のチェック
  • ほかの生徒がバーを片付けていたら一緒に運ぶ
  • モップがけなどの掃除をしていたら手伝う
  • 先生へ「ありがとうございました」と伝える
  • 荷物やゴミを確認し、使っていた場所を空ける

バーの運び方や掃除の方法は、教室によって違います。初回は周りを見て、分からなければ「何か手伝うことはありますか?」と聞けば大丈夫です。

大人バレエのレッスンマナーでよくある質問

飲み物について先生へ質問する大人バレエの生徒

クラスのレベルが分かりません。中級クラスに出てもよいですか?

まずは教室の公式サイトにあるクラス説明を確認してみましょう。

説明だけでは判断できない場合は、バレエ歴や普段受けているクラスを伝えて、参加前に教室へ聞くのが安心です。実際に受けてみて難しいと感じたら、次回からクラスを調整してもよいと思います。

クラスについていけないと思ったら、どうすればよいですか?

無理に追いかけず、ほかの生徒の邪魔をしないことを優先しましょう。

ついていけないときほど、その場で止まらないことが大切です。ステップは踏めなくても、周りと同じ方向へ歩き続け、ほかの人の進路を空けることに徹しましょう。

どうしても難しい場合も、踊っている途中では止まりません。周囲を見ながら、ほかの人の進路を横切らないように端まで動いて抜けます。

進路の外へ出てから先生に合図して、「できないので、少し見ています」と伝え、いったん見学してもよいと思います。

水分補給はいつしてよいですか?

基本的には、自分のペースで取ってよいと思います。

先生が「お水をどうぞ」と声をかけるクラスもあれば、生徒に任せているクラスもあります。熱中症や脱水症状を防ぐためにも、我慢はしないでくださいね。

先生が振りを説明しているときや、自分の順番が来る直前だけ避けると、レッスンの流れを止めずに済みます。

飲み物は用意して行ったほうがよいですか?

飲み物は自分で持っていくと安心です。

大きなスタジオでは飲み物を販売していることもありますが、初回は分かりません。ふたのできるボトルを用意しておきましょう。

レッスン中にトイレへ行ってもよいですか?

バーとセンターの間に休憩があるクラスなら、その時間に行くとよいでしょう。

緊急の場合は我慢しなくて大丈夫です。先生に一言伝えてから退出しましょう。

体験レッスンや初回の支払いは、いつすればよいですか?

レッスン前に先生へ確認してみてください。

到着後すぐにレッスンが始まりそうな場合は、無理に支払いを急がなくても大丈夫。「終わってからでも大丈夫ですか?」と聞いておきましょう。

受付があるスタジオでは、受付の案内に従ってくださいね。

周りの人が怖く感じました。もう通わないほうがよいですか?

初回の印象だけで、すぐに通わないと決めなくてもよいと思います。

私の経験では、新しく来た人を少し警戒する方はいました。でも、何度か通ううちに雰囲気が和らぎ、話しやすくなることが多かったです。

最初は少し怖く見えた人と、あとから普通に話すようになったこともあった。

最初は気にしすぎず、何度か参加して様子を見てみてください。ただし、嫌がらせを受けたときや危険を感じたときまで、我慢して通う必要はありません。

バレエ教室の人間関係に悩んだときは、こちらの記事も参考にしてみてください。

まとめ

いろいろ紹介しましたが、いちばん大切なのは周りを見て行動することです。

踊っている人の進路をふさぐと、ぶつかる危険があります。相手の邪魔になるだけでなく、自分も気まずい思いをしてしまいますよね。

最初から、すべてのお作法を覚える必要はありません。周囲の動きを見て、分からないことは聞く。まずはそこを意識すれば大丈夫です。

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