発表会でソロで踊る場合、バリエーションを選ばせてくれることもあるかと思います。
楽しい悩みですが、下記のような理由で長めの衣装を希望する方も多いのでは?
- 脚をとにかく出したくない
- 膝が伸び切らないので出したくない
- 大人でチュチュは恥ずかしい
(お教室によっては、先生が大人はチュチュNGというところも)
今回は、衣装が長めが優先順位1位!
という方のためのバリエーションをご紹介します。
長めの衣装の種類
長めの衣装といってもいくつか種類があります。
村娘タイプ
ロマンティックチュチュの形で、エプロンやフリル、リボンがついている布系の装飾が施されている衣装です。
妖精、精霊系
ロマンティックチュチュの形で、チュールの部分は布で覆われてなくて、チュールそのままのエアリー感がある衣装。
貴族系タイプ
貴族の役柄で着られる衣装。
妖精系よりは、装飾がありますが、牧歌的ではなく、ゴージャス感あり。
ジョーゼット
チュールを使わないタイプの衣装。
アンダーバスト部分で切り替えで、基本的には1枚布。
オペラチュチュタイプ
膝丈のチュチュ。
貸衣装でも取り扱いが少ない。
他にも長めの衣装を見かけますが、レンタル衣装などを考えると上記5つを基準で紹介します。
衣装が長めのヴァリエーション
ここからは、動画を交えて長めの衣装で踊られるバリエーションを紹介します。
バリエーションによっては、チュチュで踊るバージョンもありますが、ぜひ先生と相談してみてください。
海賊 メドゥーラのバリエーション
衣装:ジョーゼット
メドゥーラのバリエーションは、いろいろなタイプがあるので、先生と相談して選ぶと良いかもです。
衣装のポイントは、脚は隠れるけど腕やデコルテはそこそこ出していることが多いです。(痩せて見えやすいです)
↓バレエシューズ&振り付け簡単でキレイ♡
↓こちらは音違いで、ちょっと難しめ
↓簡単にしたバージョン
↓バヤデールのガムサッティの音楽を使ったバージョン
チェリートのヴァリエーション
衣装:ロマンティックチュチュ 妖精・精霊タイプ
ピンクや白のロマンティックチュチュで踊られることが多いと思います。
振り付けも比較的簡単で、初めてポアントで踊るとかにも向いてそう。
衣装のポイントは、袖かなと・・ボリュームがあっても肩まで落とすとキレイだと思います。
↓チェリート以外にもパドカトルは4つのソロがあるので、相談してもいいかも。
ラコット版 ラ・シルフィードより エフィのヴァリエーション
衣装:ロマンティックチュチュ 村娘タイプ
細かい動き多いので、テンポの調整してもらうといいかも。
専用の貸衣装は少ないかもしれません。
でも、普通の村娘タイプでも可愛いと思います。
チャイコフスキー パ・ド・ドゥ
衣装:ジョーゼット
テンポが速くて、1分ぐらいの短いバリエーション。
膝丈のジョーゼットで踊られることが多くて、パステルカラーの衣装をよく見かけますね。
袖がないものをよく見かけますがあっても問題なし。
↓振り覚えるのにありがたい後ろから撮影したバージョン
ジゼル ペザントのヴァリエーション
衣装:ロマンティックチュチュ 村娘タイプ
ジャンプが多いバリエーション。
ポワントワークがそこまで難しくないので、最後の回転に抵抗がなければ(もしくは振りを変えてもらう)、ポアントで踊るのもオススメ。
白鳥の湖 パドトロワ 第一バリエーション
衣装:ロマンティックチュチュ 貴族タイプ
衣装の幅がそこそこ広いので選ぶのは楽しいかも。
貴族の役なので、基本的に袖付きです。
袖のボリュームだけ注意ですね。
振り付けの種類は多くないと思いますが、下記の動画でよくまとめられていますのでご参考に。
白鳥の湖 パドトロワ 第二バリエーション
衣装:ロマンティックチュチュ 貴族タイプ
衣装は第一と同じ感じ。
テンポが速いのと、ポアントを生かした動きが多いです。
こちらは、振り付けがいろいろあるような印象。
ゼンツァーノの花祭り
衣装:クラシックチュチュ 村娘タイプ
足さばきが細かいのが特徴。
かわいらしい雰囲気のある踊りです。
大人の人が踊るのもよく見かけます。
振りが難しい部分もありますが、アレンジもよく見かけので・・
リーズの結婚
衣装:ロマンティックチュチュ 村娘タイプ
テンポの速くて軽やかなバリエーション。
テンポは先生と相談してみても。
振りが少し難しいので、ポワントで踊り慣れてない時は相談を。
笑顔で踊れるとほんと素敵なバリエーション♪
↓足元が見切れているのですが、軽やかなジャンプが素晴らしいのでご紹介
ラコット版 ラ・シルフィード一幕より シルフィードのバリエーション
衣装:クラシックチュチュ 妖精・精霊タイプ
ゆっくりなテンポで、精霊のイメージたっぷりの振り付けです。
衣装は比較的シンプルで、背中の羽も貸衣装についていたりします。
見た目よりステップが複雑なところがあり。
タリスマン
衣装:オペラチュチュ
このバリエーションは、てろてろのキューピッドのような衣装のイメージが強いですが、膝丈タイプのチュチュで踊られたりするのも見かけます。
先生と相談してもいいかも。
ドン・キホーテ第一幕より キトリのバリエーション
衣装:ロマンティックチュチュ 村娘タイプ
難しいイメージのある曲ですが、振付をアレンジして大人が踊っているのを何度か見かけました。
色気のある赤い衣装は憧れますね。ときどき、黄色やピンクの衣装も。
↓こちらは28人のバレリーナがまとめて見れますよ
ライモンダ第一幕より ライモンダのバリエーション(ピチカート)
衣装:オペラチュチュまたはジョーゼット
こちらはチュチュのイメージありますが、オペラチュチュやジョーゼットで踊る場合もあるので、先生と相談でいけるかもしれません。
↓この動画の最後はジョーゼットタイプ
パリの炎
衣装:ロマンティックチュチュ 村娘タイプ
貸衣装さえあれば衣装を長くして踊ることができると思います。
難点は、バレエシューズだと結構きつい振り付けかもしれないこと。
ルルベのままのバロネとか、足つりそう・・
ジゼルのバリエーション
衣装:ロマンティックチュチュ 村娘タイプ
コンクールでもよく出てくるバリエーション。
振り付け難しく、表現力も要求されます。
憧れる人も多いので発表会でも見かけることもしばしば。
レ・シルフィード/ショピニアーナ
衣装:ロマンティックチュチュ 妖精・精霊タイプ
ショパンの曲に合わせた空気感溢れるバリエーション。
ナポリより バリエーション
衣装:ロマンティックチュチュ 村娘タイプ
軽やかな振り付けで、膝丈の衣装がその軽さを強調してくれるバリエーション。
【番外編】長い衣装はリハーサルから慣れておくこと
衣装が長めの場合、練習の時から長いリハーサルスカートを着用することをオススメします。理由は以下の通り。
- 振り付けで衣装を持つ場合がある
- 衣装で隠れない部分が足先に注目がいくので、見え方を把握しておく
- 気分があがる!!
特にスカートを持って踊る場合ですが、”慣れ”が必要です。
スカートを落としてしまったり、持ち忘れたりと^^;
最初のうちに慣れておけば、後は安心ですよね。
プルオンタイプがさっと着れて楽です。