「大人だけどバレエを習ってみたいけど、どうスタートしていいかわからない」
「バレエはどこで習えるの?」
この記事はそんな方に向けて書いています。
こんにちは。マイコです。
私の大人バレエ歴は12年ほどで、10か所以上のバレエ教室・スタジオにお世話になりました。
習い始めてびっくりしたことは、大人から始める人は本当に多くいるということ。
「若い子しかいないんじゃ・・」
と少し怖気づきながらスタート。
実際には、70代の方と会うことも珍しくないほど大人から始めたバレエを楽しんでいる方はたくさんいました!
今回は、バレエを始めたいと考えている大人の方向けに、種類と選び方のポイントをご紹介します。
大人から始めても大丈夫な理由・オススメしたい理由
バレエをやってみたいなと思っても、子供の時からやっているものとか、お嬢様がやるものなんじゃ・・なんてイメージを持っているかもしれません。
日本においては、全くそんなことはありません。
大人バレエ人口は本当に多く、いつでも習い始められる環境があります。
文部科学省が実施した調査では、40代以上の生徒も多く、80代も在席しているという調査結果がでていました。
生徒が多いということは、大人向けクラスもあるということで・・
アンケートに回答した約1,600教室のうち、76%近くが「大人初級クラス」を設けているそうです。
私も大人だけの発表会とか大人をメインでやっているお教室をいくつも知っています。
小さい頃から習っていたんじゃないの?と思われるかもしれませんが、50代以上で始めた方もたくさん知っています。
中には昔やっていた復活組もいますが、全員がそうだという教室はみたことがありません。
ぜひ気負わずに初めてみてください^^
お教室の種類を知ろう
主なお教室の種類は、5つです。
それぞれの特徴・施設・費用について説明していきます。
個人が経営するお教室
プロダンサー(現役・元)やプロ経験はないものの経験を積んだ個人が営んでいるお教室で規模は様々です。
特徴
- 幼児から大人までを対象にしているケースが多い
 - 大規模な発表会を定期的に開催しているところが多い
(大規模というのは、幕モノなどの上演など) - 1名または少人数の先生が全てのクラスを担当
 - 男性NGとしているお教室もあります
 - 他のお教室に通うことをNGにしていることも
 - 発表会への参加必須、となっているケースもあるようです
 
施設
- スタジオを構えているところがほとんどで、貸しスタジオとかはあまりない
 - シャワールームがあるところは少ないかも
 
費用
- 月謝制をメインにしていますが、大人にはチケット制を適用している場合もあります。だいたい1レッスンあたり1,500~3,000円です。
 - 入会金がかかるケースが多いと思います。(5,000~10,000円)
 - 発表会への出演が必須と言う教室と選べる教室があります(大人は選べるところ多い)
 
大人バレエ視点
- 「所属」するので、先生が初心者であることを知った上でレッスンしてくれます
 - 生徒の年齢層が幅広いので、大人クラスが少ないことも
 - 子供重視の場合、発表会などはソロができないこともあります。(大人は団体戦のみ、といった感じ)
 - ほぼ同じメンバーと顔を合わせるので、お友達ができる
 
企業が経営するオープンクラス
企業というと堅苦しかもしれませんが、個人ではないということです。
多くのクラスがあり、自分で受講するクラスを都度決めることができます。
決まりがないので、好きなタイミングで好きな回数を受講できるのがメリット。
特徴
- 様々なクラスがたくさんある
 - 先生を選べる
 - 特定の先生がつくわけではないので、自分でレベルを選ぶ
 - 1クラスの受講人数が比較的多め
 - 発表会はあったりなかったり。参加は自由。
 - 有名ダンサーを招いたレッスンなどイベントあり
 
施設
- 自前の施設を保有していて、複数持っているところも
 - スタジオの広さは中~大、または複数のレッスン室がある
 - シャワー設備はそれぞれ
 
費用
- 単発かチケット制、月謝など選択できる
 - 入会金はあるけど、無料キャンペーンもしている
 - 1レッスンあたり1,500-3,000円ぐらい
 
大人バレエ目線
- クラスが豊富で、大人入門クラスを設けているところも
 - 子供に偏る、みたいなことはない
 - 自由受講なので、横の繋がりは比較的希薄。
 - ステップアップも自分で判断するので、上のクラスへのチャレンジもOK
 
個人が開催しているオープンクラス
個人の先生が開催しているオープンクラスです。
貸しスタジオなどで開催していることが多いです。
ただ、HPをもっていなかったりするので、探すのがちょっと難しいかもしれません。
特徴
- レッスン日が曜日時間決まっていることが多く、スケジュールに柔軟性がない
 - 先生の都合でお休みになる
 - 発表会はあったりなかったり。参加は自由
 
施設
- 貸しスタジオで開催していることが多め
 - スタジオによっては、床がバレエ用ではない
 - シャワー設備等はないケースがほとんど
 - 貸しスタジオなので残って練習などは不可
 
費用
- 単発かチケット制。
 - 入会金はあったりなかったり。
 - 1レッスンあたり1,500-3,000円ぐらい
 
大人バレエ目線
- 開催日は多くないため、週に何度も受けることは難しい
 - 自由受講ですが、先生が同じなので顔見知りになることも
 - 個人の先生なので、成長度合いを覚えていてくれる
 
スポーツジムのスタジオレッスン
スポーツジムのスタジオレッスンとして開催されているバレエクラスです。
特徴
- スポーツクラブに入会していれば誰でも利用可
 - 有料クラスという形で、バリエーション- ポアントクラスを設けていることも
 - 先生がバラエティー豊か。プロバレエダンサーもいれば、宝塚や劇団四季出身もいる
 - レッスン時間が短め
 - バレエクラスの数はスポーツクラブによって差が大きい
 - 発表会があることも
 
<施設>
- スタジオが広く、大きく動ける
 - バレエ用ではないことが多いので、滑りやすい
 - シャワー設備がある
 
費用
- ジムの月謝と入会金
 - 入会金はあったりなかったり
 - 有料レッスンの場合は別途費用あり
 
大人バレエ目線
- 自由受講で気軽に通いやすい
 - ジムの施設も使えるので、バレエ以外のメリットも
 - ジムに入会していれば、費用がリーズナブルに抑えられる
 - ジムに入会していない場合、体験レッスンとかは無いので判断難しい
 - ジムの都合で、レッスン時間が変わったりレッスンが無くなったりすることも
 
カルチャーセンター
カルチャーセンターで開催されているバレエクラスです
特徴
- 受講期間が決まっている。3か月などのターム制など
 - 開催されているレッスンはそんなに多くはない。
 - 発表会はないことが多い
 
施設
- 他のダンスレッスンもあるので、スタジオが広い
 - 床がバレエ用かは施設により異なる
 - シャワー設備もあったりなかったり
 
費用
- ターム分のレッスン代を一括払いが多い
 - カルチャーセンターの入会金がある
 - 休んでも振替ができない
 
大人バレエ目線
- 途中で辞めても返金が無い
 - 途中入会はOKだったりする
 - 次のタームがあるかが未定
 - 子供はほとんどいない
 
3.選ぶ時のチェックポイント
お教室選びは、選ぶ時の優先順位のつけ方、チェックポイントがあります。
1.先生の経歴
バレエ先進国(ロシア・フランス・イギリスなど)では、バレエを教えるのに資格が必要なようですが、日本は自由です。
プロバレエダンサー経験の先生もいれば、宝塚や劇団四季出身の先生もいます。
プロ経験はなくても、バレエ一筋でされてきた先生や、ジャズダンスなど別ジャンルを教えている先生も。
プロ経験ある先生だと正しい指導が受けられて、上達しやすいというメリットがあります。
ただ、楽しくてよく見てくれるプロ経験無しの先生もいるので、相性を最優先でOK。
2.レッスンスケジュール
働き方や生活スタイルなど、空き時間は人それぞれです。
またどんなクラスを受けたいかでも変わってきます。
スケジュールは要チェックです。
3.発表会の有無
将来的に発表会にでたいかどうか。
発表会参加を必須にしているところもあれば、逆に発表会が無いところもあります。
個人教室・オープンクラスの場合、発表会期間中は通常のレッスンが休みや変更になったりすることも。
4.参加スタイル
バレエをどう楽しみたいかで選ぶ順位が決まります。
✓ 週または月でどのくらいレッスンにでたいのか
✓ 自由にクラスを選びたいか
✓ 先生に覚えてもらってきちんとみてもらいたか
✓ 休みやすく気楽にしたいか
5.予約の取り方
コロナもあって、オープンクラスを中心に予約制のスタジオが多くなっています。
予約が取りにくくなることもあり、新規予約者を止めている場合(一時的に)もありますので要確認です。
バレエを始める手順と持ち物
バレエを始めるのは難しいことではないです。
イメージしやすいようにざっと説明しますね。
手順・フロー
できれば体験レッスンを受けたいですよね。
でも、体験レッスンがあるかどうかは、レッスン先によります。
体験レッスンあり
- 個人がやっているお教室
 - 企業が運営しているオープンクラス
 - 個人がやっているオープンクラス
 - カルチャーセンター(センターによります)
 
体験レッスンなし
スポーツクラブは、基本は見学のみ。
体験したい場合は、単発の利用券を購入してトライする方法があります。
スポーツクラブは、よく会費無料や大幅割引をしているので、その時にチャレンジしてみるのもあり!
レッスンの持ち物
バレエと言えばレオタードですが、着なくても全然OK!
基本の持ち物
- ダボッとしていない動きやすいトップス(おすすめは、ブラトップとTシャツ)
 - ボトム(レギンス+ショートパンツやヨガパンツ)
 - タオル
 - 飲み物
 - バレエシューズ(なければ靴下。ただ、シューズがあるほうがいい)
 
もちものについては、「大人から始めるバレエ 用意するものは?」で詳しく紹介しています。
初心者さん向けの本
バレエの用語は、基本的にフランス語です。
なので、動きの説明では専門用語が登場します。
でも、通っているうちに慣れてくるものなので、特に勉強しなくてもいいのではと思います。
早く先生の用語を覚えたい場合はこちらがわかりやすいです。
動画で覚えたい方はこちらを
大人バレエの門戸は、すごく広いです^^
近くにオープンクラスやスポーツクラブが無くても、個人のお教室でも大人を歓迎しているところは多いと思います。
ぜひ気軽にトライしてみてください。
コバナシ
大人バレエ始めたい方の思うバレエとは、クラシックじゃないかと思います。
バレエには、クラシックバレエとモダンバレエ(コンテンポラリーダンス)があるので、教室選びは気を付けましょう^^;
お友達でバレエしたくて近所のお教室選んで習っていて、あとからモダンだったと気付いたケースもありました。
できる限り体験レッスン受けましょう。
雰囲気や施設、ルールを知るのに最適です。



