【初めてのバレエ発表会】初心者におすすめのバリエーション

【初めてのバレエ発表会】初心者におすすめのバリエーション

初めてバリエーションを踊ることになったとき、「どの作品が自分に合っているんだろう?」と迷うことありますよね。


バリエーションは主役や準主役が踊るソロなので、憧れる一方で難しさもあります。

この記事では、おすすめのバリエーションに苦手なステップや得意なパの有無がわかるように以下の項目を記してご紹介します。

特徴
回転回転の有無
足を高くあげる90度以上の足上げが見せ場になっているか
ジャンプ大きなジャンプがあるか
テンポ曲の速さ、遅さ

自分らしく踊れる1曲を見つけるヒントになれば嬉しいです。

目次

初心者にとっての“難しさ”とは?

バリエーションを選ぶ際、難しさの基準がわからず、どう選んでいいかわからないことありませんか?

初心者が感じやすい難しさは次の2つです。

普段のレッスンにでてこないステップがある
作品特有のステップや、いつものクラスレッスンには出てこないレベルのステップが含まれます。

体力がいる
センターレッスンでやることよりも、だいぶ長く踊る必要があります。どんなに短くても1分!しかも一人なので基本的に動きっぱなしです。

このあたりを予め知っていれば、「こんなはずじゃなかった!」をだいぶ避けられると思います。

マイコ

振り付けは先生が簡単にしてくれるケースが多いですよ

苦手なステップを避けて選ぶ!おすすめのバリエーション

「得意なステップ」よりも「苦手意識が少ない作品」から選びたい方も多いですよね。

よくある苦手ポイントの有無をつけていますので、参照ください。

パ・ド・カトルより「チェリートのバリエーション」

『パ・ド・カトル』は、19世紀の名花4人のバレリーナを称えるために作られた小品バレエです。

チェリートのバリエーションは、その中でも可憐で繊細な魅力を持ち、ロマンティック・バレエの優雅さが光ります。

特徴
回転なし
足を高くあげるなし
ジャンプ小さなアントルラッセなど
テンポ早くない

💡ポイント:アームスの滑らかさや、顔の付け方などにこだわるとより素敵♡

初めてのバリエーションとして選ばれることが多いよね

パキータより「第四バリエーション」

『パキータ』はスペインを舞台にした華やかなバレエで、類がないほどにソロが多い作品です。
第四バリエーションは軽やかなステップとリズム感が魅力のバリエーション。

特徴
回転ピケターンが2回ほど
足を高くあげるなし
ジャンプ少しだけ小さなジャンプ
テンポ早くない

💡ポイント:ひとつひとつの動きをしっかり見せやすい作品ですよ

速く踊る人と、ゆっくりめな人、両方みかけるよ

眠りの森の美女より「フロリナ王女のバリエーション」

フロリナ王女のバリエーションは、青い鳥とのパ・ド・ドゥの一部として踊られる華やかな場面で踊られます。

クラシックバレエの名場面のひとつ。

特徴
回転ピケターンが6回ほど
足を高くあげるあり
ジャンプなし
テンポ少し早め

💡ポイント:振り付けのアレンジが幅広い作品でもありますよ。曲をゆっくりするケースもよく見かけます。

くるみ割り人形より「金平糖のバリエーション」

『くるみ割り人形』の第2幕でクララを迎える金平糖の精が踊る優美なソロ。

チャイコフスキーの美しくも神秘的な音楽で、バレエの象徴的な名場面となっています。

特徴
回転なし(後半部分はカット)
足を高くあげるなし
ジャンプパディシャが複数回
テンポ比較的ゆっくり

💡ポイント:初心者にはロシアバージョンより、ロイヤルバージョンがおすすめ

眠れる森の美女より「勇気の精のバリエーション」

『眠れる森の美女』のプロローグで登場する勇気の精は、オーロラ姫の誕生を祝う妖精たちのです。

明るく躍動感のある音楽にのせて勇気と生命力を象徴するような踊りが魅力。

特徴
回転シェネとアンデダン
足を高くあげるなし
ジャンプ小さなパディシャ
テンポ少し速め

💡ポイント:パキパキとした雰囲気が持ち味なので、ポーズの決めを意識するといいかも

赤い衣装が素敵

白鳥の湖より「パ・ド・トロワの第三バリエーション」

『白鳥の湖』第1幕で披露される「パ・ド・トロワ」は、華やかな宴の場面で踊られるソロ。

明るく愛らしい音楽で、1分ほどと短いのが特徴です。

特徴
回転ピケターンとピルエット
足を高くあげるなし
ジャンプ小さいジャンプあり
テンポ少し速い

💡ポイント:ピケターンの部分を改変していたり、振り付けが多様なのも選びやすいポイント。

眠れる森の美女より「元気の精のバリエーション」

『眠れる森の美女』のプロローグで踊られる元気の精は、明るくはつらつとした性格を象徴する踊り。

1分ほどと短い踊りながらも、様々なステップが入ってきます。

項目
回転ピケターンを複数回
足を高くあげるあり
ジャンプ小さいジャンプあり
テンポ速い

💡ポイント:ポーズの部分を決めにいくと、メリハリがでます。

ジゼルより「ペザントのバリエーション」

『ジゼル』第1幕で踊られる「ペザントのバリエーション」は、村人の祝宴の中で披露される明るく華やかなソロ。

村娘の素朴ながらも幸せな雰囲気がある踊りです。

項目
回転ピケターンを複数回
足を高くあげるなし
ジャンプグランジュッテやウーベルト
テンポほどよい

💡ポイント:ジャンプの高さよりも音とのタイミングや上体で魅せるのもあり!

ラ・フィユ・マル・ガルデより「リーズのバリエーション」

『ラ・フィユ・マル・ガルデ』は、田園の恋を描いた明るくユーモラスな作品。

リーズのバリエーションは、軽快なステップや軽快感が魅力のバリエーションです。

項目
回転ピケターンを複数回
足を高くあげるなし
ジャンプ小さいジャンプが所々に
テンポ速い

💡ポイント:テンポが速くても、音を“追う”より“乗ってるな”が見えると素敵!

ライモンダより「ピチカートのバリエーション」

ライモンダは5つのバリエーションがあり、ピチカートは1幕で踊られます。

ライモンダが登場して最初に踊るヴァリエーションで、ヴァイオリンのピチカート奏法(弦を指で弾く奏法)の曲で踊られることから、この通称で呼ばれています。

項目
回転アンデダンを少し
足を高くあげる一部あるけど、90度でもOK
ジャンプ小さなジャンプが少し
テンポほどよい

💡ポイント:オペラチュチュでも踊られています。

ドン・キホーテより「森の女王のバリエーション」

『ドン・キホーテ』第2幕に登場する「森の女王のバリエーション」は、幻想的な夢の場面で踊られる静謐で気品あるソロ。

穏やかで流れるような動きが特徴で、威厳と優雅さを表現する美しい踊りです。

項目
回転ピルエットとピケターン
足を高くあげるあり。アラベスク多め
ジャンプ小さなジャンプが少し
テンポゆったり

💡ポイント:海賊のメドゥーラも同じ曲で踊られることがあります。海賊バージョンだと、衣装はジョーゼットも選べます。

姫系の踊りに挑戦したい方におすすめ

これはちょっと難しい!初心者にはおすすめしにくいバリエーション

挑戦する気持ちは素敵ですが、最初の1曲には少し難しい作品もあります。

白鳥の湖より「黒鳥(オディール)のVa」
テクニック的にも難しいのですが、表現力がないと一気につまらなくなってしまう恐ろしい作品。

白鳥の湖より「白鳥(オデット)のVa」
ゆっくりなだけに粗が目立つのと、黒鳥同様に表現力がないと厳しい作品。先生から許可が下りないことも多い。

ドン・キホーテより「キトリ第1幕・第3幕のVa」
高速ピルエットや大ジャンプが連続し、見どころとなっているため、魅せるのがなかなか大変。

ジゼルより「ジゼルのVa」
こちらもテクニックが必要な上に、表現力が持ち味の作品なので難しい。

表現力が必要であったり、テクニックが見せ所になっている作品は、避けたほうが無難ではあります。

選び方のヒント&先生との相談ポイント

人それぞれな選び方

好きな音楽で選ぶ

音楽でモチベーションが上がるタイプの人は、曲重視で選んでいました。

マイコ

ピアノなど音楽の趣味がある人は、その傾向があったよ

衣装で選ぶ

「チュチュが着たい」「脚を見せたくないからチュチュ以外」など、衣装は割と重要視している人は多いです

「憧れ」で選ぶ

初心者の方でも憧れの踊りがある人は、先生と相談して挑戦していることもあります。必ず希望が通るわけではないですが、相談は全然あり!

先生との相談ポイント

振り付けの変更

バリエーションの振りは、基本的に難しいです。

なので、先生に振り付け変更の相談を前提に希望を出すのも全然ありですよ。

テンポの速さ調整

踊ってみたら「速すぎる!」と思うのは、バリエーションあるあるです 笑

ここも先生との相談ポイントですね。

逆もあるよ。遅すぎてキープできないとかね

衣装の変更

先生の方針にもよりますが、本来チュチュなんだけど、長めの衣装にしてもらう相談をしたことがあります。

例えば、チュチュが嫌だったら・・

変更の一例
  • オペラタイプ(膝丈)のチュチュ
  • ロマンティックチュチュ
  • ジョーゼット

ペラペラの布一枚みたいな衣装をチュチュっぽくしてもらうこともあるよ

まとめ

初めてのバリエーション挑戦は、技術の上達だけでなく、自分の成長を感じられる特別な機会です。

難しいこともありますが、挑戦していくことで慣れていく側面も大きいです。

ぜひ楽しんでください!

応援しています😊

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