こんにちは、マイコです。
自分だけ厳しく注意される。
反対に、自分にはほとんど声をかけてもらえない。
先生が特定の生徒とばかり親しそうにしている。
レッスンや発表会の練習でそんな場面が続くと、「えこひいきされているのかな」「先生に嫌われている?」と、帰宅してからもモヤモヤしてしまいますよね。
ただ、注意が多いことが次の課題を伝えたい気持ちの表れである場合もあれば、先生の教え方と自分が合いにくい場合もあります。
一方で、「指導だから」と我慢し続けなくてよいこともあります。
まず「厳しい指導・相性・傷ついた言動」を分けて考える
先生の言葉に落ち込んだ直後は、「えこひいきだ」「自分が悪い」と結論を急がなくて大丈夫です。
- 厳しい指導に感じる:注意は技術的に具体的か、試す方法も示されているかを見ます。
分からない点は一つに絞って質問してみます。 - 教え方との相性が気になる:声の強さ、説明の速さ、伝え方が自分には受け取りにくくないかを考えます。
別の伝え方で確認するか、別クラスを試す方法もあります。 - 自分だけ注意が少ない:全体への注意が中心なのか、質問したときは答えてもらえるのかを見ます。
知りたい点を具体的に聞いてみます。 - 傷つく言動が気になる:人格や変えにくい身体的特徴を責められていないか、皆の前で繰り返されていないかを振り返ります。
記録を残し、相談や距離を取る選択を考えます。
これだけで、指導の良し悪しや先生の意図を決めることはできません。
それでも、傷ついた自分の気持ちまで否定する必要はありません。
一度だけだったのか、同じことが続いているのか、レッスンや日常へどのくらい影響しているのかも大切な判断材料です。
えこひいきに感じやすい4つの場面
なかなか注意をもらえない
個人的な注意がないと、「もう見てもらえていないのかな」と不安になることがあります。
ただし、全員へ個別に注意をしない先生や、全体への注意を中心にするクラスもあります。
ほかの生徒も同じなら、クラスの方針かもしれません。
特定の人だけが毎回細かく見てもらっていると、残念な気持ちになるのも自然なこと。
(私もなります)
まずは自分から一つ、具体的な質問をすると、先生の反応を確かめやすくなります。
自分にだけ言い方がきつい
周りは褒められているのに、自分には注意ばかり。
そんな日が続けば、大人バレエでも落ち込みます。
注意が増えるのは、先生が次の課題を伝えたいからという場合もあります。
ただし、期待されている可能性があることと、傷つく言い方を我慢することは別です。
注意が具体的で、次に試す方法が分かるなら、厳しくても技術指導として受け取れるかもしれません。
人格や変えにくい身体的特徴を責められたと感じる、皆の前で繰り返し笑われるといった場合は、無理に納得しなくてよいと思います。
特定の生徒とばかり親しそうに見える
長く通っている生徒とは、発表会やレッスンの思い出が多く、自然に会話が増えることがあります。
質問や反応が多い人には、先生も話しかけやすいのかもしれません。
雑談での親しさと、レッスンで受けられる指導は分けて見ます。
私自身は先生に恵まれ、強いえこひいきをあまり感じたことはありません。
ただ、オープンクラスで「特定の人ばかり親しげで、よく注意しているな」と思ったことはあります。
発表会で特定の役や生徒に指導が集中する
発表会のリハーサルでは、配役やその日の練習目的によって、先生が見る人に差が出ることもあります。
事情がありそうだと分かっても、自分の練習が進まずモヤモヤすることはあります。
私の場合は、その中でバレエの精度を高めようとしたり、この中でも輝いている思ってもらえるように、研究を重ねます。
ただ、不合理や自分が納得できない配役が続く場合は、お教室を変えてみるのも選択肢のひとつ。

全員にバリエーションを踊らせてくれるスタジオもあるよ
ノートに書き、一歩引いて出来事を見る
えこひいきが気になるときは、頭の中だけで考え続けず、ノートにメモに書いてみるのがおすすめです。
- 日時と場面:通常レッスンか、発表会の練習か
- 起きたこと:実際に言われた言葉や行動
- 自分はどう思ったか:先生に嫌われた、好かれていない、イライラした
これは、事実と解釈を分けるためにします。
(自分の気持ちを打ち消すためではないですよ)
2は事実、3は自分がどう解釈したか、です。
(1はどんな時に起きたのか)
こうすると自分の気持ちが整理できて、少し時間が立つと落ち着いてきます。



「解釈は事実ではない」ということを知ってほしいです。
先生側も、大人への注意に迷うことがある
仲良くなった先生に少し話を聞いたところ、大人の生徒への接し方に悩むこともあるそうです。
先生によって、注意の仕方や目を向ける相手には違いがありました。
- 注意の回数を決めている先生もいる
生徒が先生より年上のケースもあるため、「大人には個人的な注意をしない」という先生もいれば、「1クラスで一人に1回は注意する」と決めている先生もいました。 - 子どもや発表会の練習へ注意が集まることもある
大人と子どもが一緒のクラスでは、コンクールを控えた子どもや、若いうちに直したい課題がある生徒へ目が向くこともあるようです。
発表会前なら、配役や練習の進み具合による差も出やすいと思います。 - 注意が少ないのは、ある程度できているからかもしれない
「できている人より、まだできていない人にどうしても目が行く」と話す先生もいました。
注意されないと不安になりますが、今の動きがある程度できている可能性もあります。
また、私も管理職として人にアドバイスする立場だったとき、反応が分かりやすい人には声をかけやすいと感じることがありました。



これは、反応が見えにくい人が一生懸命ではない、という意味ではありません。
注意を受けた瞬間は、驚きや落ち込みが表情に出ることもあります。
それが先生には「これ以上言わないほうがよいのかな」と見える可能性もあります。
無理に明るく振る舞う必要はありませんが、うなずく、分からないところを質問するなど、小さな反応で「注意を受け取りたい」と伝わることはあります。
注意の量に差があっても、すぐに「嫌われている」とは限りません。
クラスの方針や練習の優先順位、ある程度できていることが理由の可能性もあります。
先生も人なので、いつでも全員に同じように対応できるわけではありません。
ただし、先生側に事情がありそうなことと、傷つく言い方を我慢することは別です。



つらさが続く場合は、自分への影響を大切にして次の行動を選んでくださいね。
できる行動を小さい順に試してみる
レッスンの目的を一つ決める
私はいろいろ考えた末、「えこひいきを気にするより、レッスンに集中したい」と思ったことがあります。
そこで、レッスンノートを読み返し、教室へ向かう途中で「今日のレッスンで気をつけること」をリストアップしました。
やることが決まっていると、その注意で頭がいっぱいになり、レッスンへ集中できたんです。



他の誰かへの注意を自分のことのように聞くことができるんです
自分から質問してみる
「もっと注意してほしい」「もう少し見てもらいたい」と感じているなら、先生から声をかけてもらうのを待つだけでなく、自分から質問してみるのも一つです。
たとえば、「ピルエット、まず直すならどこですか?」と聞いてみたり、「私はここがうまくできていない気がするんですが、どうでしょうか?」と、自分なりに感じていることを伝えてみたり。
こうして質問してみると、先生の反応から分かることもあります。
また、先生にとっても、「この人はここで悩んでいるんだな」「こういうところをもっと直したいと思っているんだな」と知るきっかけになります。
それをきっかけに、その後のレッスンで少し気にして見てもらえたり、注意をもらえる機会が増えたりすることもあると思います。
指導の量が気になるときは、まずはこちらから少し働きかけてみる。
そうすると、それまでとは先生とのやり取りが変わることもあります。
別クラスや別教室も見てみる
今の教室や仲間は好きでも、先生の教え方が自分に合いにくいことはあります。
同じ教室に別の先生のクラスがあるなら、曜日やレベルを変えて試す方法もあります。
すぐ退会を決めなくても、別教室の見学、体験レッスン、オープンクラスへ行けます。
ほかの教え方を知ると、今の先生のもとで続けたいのか、環境を変えたいのかを考えやすくなります。
つらさが続くなら、休む・離れる選択もある
どの言動を「尊厳を傷つける」と感じるかは、場面や人によって違い、外から簡単には決められません。
それでも、人格や身体的な特徴について皆の前で繰り返し言われる、相談してもつらい状態が続く、自分への影響が大きいなら、距離を取る選択を考えてよいと思います。
別クラスへ移る、少し休む、別教室を見学する、退会する。選択肢は一つではありません。
先生にも事情はあるかもしれませんが、自分を著しく傷つけると感じる環境に居続ける必要はありません。
離れることは、バレエをあきらめることでも、我慢が足りないということでもありません。


まとめ
この記事を書こうと思ったきっかけは、私自身がどちらかというと、先生からたくさん注意やアドバイスをもらえるタイプではなかったからです。
レッスン中、よく注意を受けている人を見て「いいなあ」と思うこともありました。
とはいえ、その先生に悪意があるとか、人柄に問題があると感じていたわけではありません。
「きっと指導しやすい人がいるんだろうな」とか、「期待しているからこそ、たくさん声をかけるのかもしれないな」くらいの感覚でした。
それでも、自分があまり声をかけてもらえないと、やっぱり少し悔しいし、羨ましい気持ちもあります。
そんな自分の中のモヤモヤを一度整理してみたくて、この記事を書きました。
同じように感じたことがある方に、少しでも参考になればうれしいです。
- ノートに、起きた事実・頻度・自分への影響・望むことを書く
- 厳しい指導、教え方との相性、傷ついた言動を混同しない
- 次のレッスンで、質問や自分の目標を一つ試す
- 必要なら先生や教室の相談先へ、事実と希望を伝える
- つらさが続くなら、別クラス、別教室の見学、休む・離れる選択も考える

