【バレエ鑑賞初心者向け】おすすめの公演|チケットの取り方&服装

こんにちは、マイコです。

今回は、バレエ公演を見たいという方におすすめの演目やチケットの取り方、服装、会場でのマナーについてご紹介します。

バレエは世界中で嗜まれている文化・芸術です。

言葉がなく、「舞踏劇」と呼ばれることもある身体で物語を綴る芸術。

言語の壁を越えて、いろんな国の人が一緒に楽しめる芸術で長い伝統をもっています。

ヨーロッパやアメリカでは社交の場ともなるバレエ公演。でも思ったより気軽にみれるもの。

ぜひ見てほしいと思っています。

目次

なぜバレエがいいのか

バレエ鑑賞をオススメしたい理由は3つです。

伝統ある世界的な芸術はあなたに深みを与える

バレエはルネッサンス期のイタリアで生まれました。(諸説あるよう)

フランスやロシアで育まれ、今や世界中に愛好家がいる芸術です。

宮廷舞踊から劇場に舞台を移しましたが、今でも欧米では王族やセレブが集まる公演も。

衣装もシャネルやイブ・サンローラン、ヴェルサーチなどのハイブランドが携わることもあります。

長い歴史を持ち、今も世界中で深化し続けている舞台芸術なのです。

【参考】シャネルとダンス

「生」だからこそ、唯一の美しさ

YouTubeなどの動画でも気軽に見られるようになりましたが、やっぱり生の舞台は違います。

リアルタイムで目の前でパフォーマンスをするダンサーやオーケストラのパワーはすごい。

やり直しのきかない、この一瞬にかけている芸術家の踊りは感性を刺激してきます。

言葉が無いからこその楽しめる

バレエは言葉がないからわかりにくい、という側面もあります。

ただ言葉がないからこそ、国籍が違うダンサーたちがともに一つの物語を紡ぐことができます。

そして、観客も言葉がわからなくてもいいんです。

いろんな人が一つの舞台を楽しめるのがバレエの醍醐味

外国人の観客もよく見かけますし、旅先で堪能することもできます。

日本で見ることができる公演の種類

ざっくり分けて3つです。

国内バレエ団の公演

日本国内には、世界レベルと言っていいバレエ団がいくつかあります。

主に東京での公演が多いですが、地方公演や関西が本拠地のバレエ団もあります。

定期的な公演を行っていますので、比較的観に行きやすいです。

代表的なバレエ団

▽関東
東京バレエ団
新国立劇場バレエ団
Kバレエカンパニー

NBAバレエ団
谷桃子バレエ団
東京シティ・バレエ団

▽関西
法村友井バレエ団
貞松・浜田バレエ団

海外バレエ団の来日公演

意外かもしれませんが、日本ほど世界中のバレエ団の公演が見られる場所はないと言われています。

毎年、世界有数のバレエ団が来日します。

ただ、会場は東京がメインです。時々、大阪や地方公演をするケースもあります。

定期的に来日する海外バレエ団 一例

イギリス:ロイヤルバレエ団
フランス:パリ・オペラ座
ドイツ:ハンブルグバレエ団
ドイツ:シュツットガルトバレエ団
ロシア:マリインスキー劇場バレエ団
ロシア:ボリショイバレエ団

だいたい、3年に1回の頻度です。

毎年どこかのバレエ団の公演があります。

いろんなダンサーが集まるガラ公演

ガラ公演というのは、さまざまな作品の見せ場や小作品などいくつか集めて開催する公演です。

ダンサーもひとつのバレエ団だけではなく、あちこちから集まります。

有名なのは3年に一度開催される「世界バレエフェスティバル」。

ダンサーの中でも一種のステイタスのようになっているみたいです。

ガラ公演は、夏に開催されることが多いです。

理由はバレエ団のオフシーズンなので、ダンサー個人で活動しやすいからです。

ただ、初心者向けではないかなと思います。

プロの公演以外にもバレエ教室の発表会や大きなバレエ教室の公演なども開催されています。

演目は大きく分けて2つ

バレエ作品の大きくわけて2つのジャンルがあります。

ひとつは、クラシックバレエ

白鳥の湖のように、一般の人がよくイメージするやつですね。

チュチュをきて、トウシューズを履き、上品に美しく踊られる作品が大多数。

もうひとつは、コンテンポラリー

現代バレエとも言いますが、トウシューズを履くことはありますが、チュチュを着ていることはほぼないです。

一般のイメージからはだいぶ外れます。

クラシックバレエは、伝統があり愛好家も多いです。

コンテンポラリーは、最近はヨーロッパを中心に注目されて、公演の半分はコンテンポラリー作品を行うバレエ団もあります。

初心者の方は、クラシックバレエからスタートする方がいいかなと思います。

コンテンポラリー作品は、幅が広く、見応えはありますが、少し難しい傾向にあります。

バレエ好きな人でもコンテンポラリーは苦手という人も結構いるものです。(私は大好きですけど)

知らないでコンテンポラリー公演を先に見てしまったという初心者の方もいました。

イメージと違って・・となっていたのでお気をつけて・・

上演時間

休憩時間も合わせて2時間~3時間といったところ。作品によっては、4時間弱の場合もあります。

休憩が2-3回入ることが多く、15-25分ほどです。

ガラ公演やコンテンポラリー作品公演だと、2時間弱といった短い公演もあります。
(たまに休憩なしも)

余談ですが、休憩で舞台セットを変えたりするんですよね。

チケットの価格

チケットは席によって全然違います。

また、国内バレエ団か海外バレエ団かで違ったりします。

若年層向けの安いチケットやペア券などもありますよ。

国内バレエ団

S席:12,000~14,000円
一番安いお席:2,000円~

公演によっても価格は変わりますが、おおよそこの範囲です。

生オーケストラも付いていたりまします。

海外バレエ団

S席:20,000~27,000円
一番安いお席:4,000円~

価格帯はぐんと上がってきます。

「引っ越し公演」とも呼ばれる、本国から舞台セットごと来日する公演は、やっぱりチケット代が高め。

その代わり、ザ・バレエ といった華やかな舞台を楽しむことができます。

ガラ公演

S席:7,000~27,000円
一番安いお席:2,000円~

一番価格帯の差があるかもしれません。

海外の有名ダンサーが集まる公演だと高額に。ただ、国内ダンサーの公演は内容により1万円を切ることも。

チケットの取り方

バレエ団のチケットページで買うことができます。

もしくは、ぴあやe+などのチケットセンターでも発売しています。

バレエ団のページで買うのが、手数料とかもかからずにお安く買えるかなと。

時々、OZmallで食事付きのプランや特別リザーブの割引チケットなどを発売しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

おすすめの席

本当にオススメしたいのは、S-A席などの良席。チケットは高くなりますが、舞台に近くて迫力が違います。

3-4階の席になると、ダンサーが小さくしか見えなかったり、見切れたりします。

バレエの魅力を感じるには、最初だからこそ良い席での鑑賞をオススメします。

ただ、バレエの場合はライブと違うので、一番前がいいかというとそうでもない。

舞台セットやコールドバレエと呼ばれる群舞の美しいフォーメーションを堪能できるのは少し離れた席だったりします。

詳しくは、「【バレエ特化】劇場別の座席からの見え方備忘録」の記事でチェックください。

服装

服装はカジュアルでもOK
ビーサンとかは止めた方がいいですが、デニムやスニーカーの人も。

非日常を楽しむかのように、着物やワンピースなどお洒落を楽しんでいる人もいるので、それもアリ。

ただ、かしこまり過ぎなくても大丈夫。

私はお洒落を楽しみますが、会社帰りに行くこともあります。

持ち物

あると便利なものをご紹介します。

オペラグラス(双眼鏡でもOK)
衣装や舞台セット、ダンサーの表情を楽しめるので

サブバック
プログラムとかをもらうので、トートバックなどのサブバックがあると便利

ペットボトルの飲み物
感染状況によっては、劇場で飲み物を販売しないのであると便利。

ただし、劇場の中は飲食禁止です。ホワイエ(待合場所)はOK。


乾燥すると咳がでてしまうことがあるので、あると安心という程度。

静かな場面だと咳が目立つことも

ストール
寒さ対策。夏場は不要かもしれませんが、感染対策で換気していて寒いことも。

マナーと注意点

頭の片隅に入れておくといい程度ですが、マナーと注意点をご紹介。

  • 照明が落ちたらおしゃべりはしない
  • 携帯電話の電源もオフに
  • 会場内は基本的に写真撮影がNG。ホワイエ(待合場所)はOK
  • 会場内は飲食禁止。ホワイエはOK
  • 見るときは背中を座席の背もたれにつける。前のめりになると、後ろの人の視界の妨げになります。
  • ビニール袋のなどのカサカサ音に注意。意外と目立ちます。オペラだと厳禁です。
  • 女子トイレは並ぶので、あまり飲み物を飲み過ぎないようにしましょう。舞台の途中で席は立ちにくい雰囲気あります。
  • 演技中の手拍子はNG。ダンサーが踊りにくくなるそうです。

初心者におすすめの公演

初心者の方におすすめなのは、ストーリーが分かりやすい作品です。

言葉がなくても感じ取れる作品や知っている物語などがいいと思います。

ストーリーがわかりやすいドラマ性のあるバレエはオススメです。

  • ロミオとジュリエット
  • ジゼル
  • くるみ割り人形(知っている音楽が多い)
  • ドン・キホーテ
  • オネーギン

逆に初心者だと眠くなるかもしれないのはこちら。

  • 白鳥の湖
  • 眠りの森の美女
  • ライモンダ

有名な作品ですが踊りがメインになっているため、ストーリーの起伏が少なく、ちょっと眠くなりやすかったり^^;

ただ、衣装や舞台セットが豪華なので非日常は楽しめます。

FAQ

よくある質問を少しご紹介。

遅刻したらどうなるの?

公演が開始となった場合、切りのよいところで係員が案内してくれます。

場合によっては、次の幕まで立ち見もあります。

公演によっては、遅刻した場合に入れてもらえないことも。

子どもは連れていける?

未就学児は入場できない公演が多いです。

ただ、くるみ割り人形など子どもが楽しむ公演や子供向け公演などは入れます。

チケットを買うときにご注意ください。

荷物やコートを預けられる?

クロークがある会場もあるので、事前に確認してみてください。
ただ、感染対策でクローズしていることも多いです。その場合は、椅子の下に置きましょう。

途中で座席を立つことはできる?

気分が悪くなったら周りに配慮しながらでても問題ないです。
ただ、映画のように出入りはできないと思ってください。

トイレ行きたくで出てしまった場合、席に戻れるかはタイミング次第です。

自分の席に別の人が座っている・・

声をかけてもいいですし、係員に依頼すれば対応してくれます

写真・動画はダメ?

基本的にNG。
たまーにカーテンコールだけOKと言われるケースはあります。

隣の人がマスクしていない・・

係員に相談すると対応してくれます

前の人が前のめりになって見えない

声をかけて見えないと伝えてもいいし、幕間に係員に相談すれば対応してくれます

より楽しむために

舞台をより楽しむためのポイントをご紹介。興味があれば、程度でOKです。

作品について事前チェック

バレエは言葉が無い分、複雑なストーリーではありません。

ただ、事前に調べていくのがオススメ。

「〇〇〇(作品名) ストーリー」とかでググってみると出てくるはずです。

<チェックするポイント>
・物語
・キャラクター
・見せ場

YouTubeで見つかることもありますよ。

バレエ団・ダンサーを調べてみる

公演を行うバレエ団のサイトやダンサーについて見てるものもオススメです。

過去の動画やダンサーの経歴などが出てくると思います。

実際にそのダンサーを探すのは難しい場合もありますが 笑 (主役を除く)

公演前後のお食事も楽しむ

公演前か後にお食事をするのもイベントとして盛り上がります。

終わったあとであれば、感想を言い合ったり。

幕間でワインが飲める場合もあります。感染対策でないこともありますが・・

私は少し早めに到着してスパークリングワインを1杯。

終わってからは、友人とお茶またはお食事に行くことが多いです。

ただ、始まる前や幕間の飲み過ぎはトイレが近くなるので要注意。

グッズを見て回る

会場には、プログラムやグッズを置いていることが多いです。

公演によりますが、トートバックやTシャツ、マスクなどさまざま。ざっと見てみるのも楽しいです。

バレエを体験してみる

スポーツクラブなど通っていて、バレエクラスがあればチャレンジするのもあり。

実際に踊ってみると、優雅に踊っているダンサーのすごさに気付かされます。

細くて可憐なイメージがありますが、想像以上に体力と筋力が必要で、アスリートのような体をしているんです。

元プロダンサーに聞いたことがあるのですが、体脂肪が9%だったこともあるとか。(女性です・・)

ご興味ある方は、「大人から始めるバレエ|お教室の種類と選び方」をご覧くださいね。

  • URLをコピーしました!
目次