「なぜピラティスがバレエに効くの?」を試した結果

マシンピラティス
お悩み
  • ピラティスはどうバレエにいいの?
  • 時間とお金をかけて効果ある?
  • なぜバレエレッスンだけではダメなの?

バレエをしていると「ピラティスがバレエに効く」という話を耳にしませんか?

現役バレリーナもピラティスをやる人も多いし、ロイヤル・バレエスクールなどもDVDを出したりしています。

「なぜピラティスはそんなにいいの?」と思ってはいたものの、レッスンのほうが楽しいし、お金や時間もかかるから試してはいませんでした。

でも「こんなにレッスンをしているのに全然上達しない!」ってものすごく落ち込んだ経験があって、ピラティスをスタート。

結論から言うと、「ピラティスに時間とお金をかけてよかった!」です!

この記事では、私がピラティスで変わったことや周囲の人の体験談をご紹介します。

マイコ

昔の自分に言いたいです・・「いいから早くピラティスやって!バレエの上達スピードが激変するよ!

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目次

バレエ歴が長くなるとぶつかる壁

バレエって中毒性あるじゃないですか?

楽しいし上手くなりたい一心で、レッスンの回数が増えていく・・

でもレッスンを重ねていく中で、こんな壁がでてきませんか?

練習を増やしても上達しない

週1回だったレッスンが、今では週3日以上になった人は少なくないはず。

でも、練習を増やしても「回れない」「キープできない」「ポワントが大変すぎる」が続きます。

数年がんばっても、同じ悩みを抱える大人バレリーナは多いんです。

マイコ

もう何年も「同じ注意」受けていませんか?私もいつかできると思っていました。

実は「引き上げ」「脇立てる」がわからない

もはや「おなじみ」といえる注意ってありますよね。

  • 引き上げ
  • 脇立てて
  • 肋骨を絞めて

言葉の意味は理解できる。

けど長年やってても「これが正解!」という体感が実は無い・・

注意されても「これでいいの?」と思いながら、レッスンを続けてしまっていませんか?

なんか違う。美しくない

前よりはできたような気がする、けど何かが違う・・バレエっぽくない、美しくない、という疑問も出てきます。

前よりも動けているのに、なんか美しくない

あの人、2回転できているけど、なんか体操っぽくない?

永久メイさんのYoutube動画に「彼女はバレリーナ兼体操選手ではない!」ってコメントを見たんです。

「それだ!言い当ててるなぁ」と腑に落ちたんですよね。

「技ができる」「動けている」だけでは、足りないのがバレエ!

よく言われる「正しい使い方」って、本当に細かいレベルで直さないといけません。

この方の動画がわかりやすいですよ↓

勉強になるのでフォローおすすめ♪
https://www.instagram.com/feruschel

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練習を増やしても上達しない理由

練習量を増やす前に、一歩立ち止まって周囲を思い出してみてください。

自分より歴が長く、レッスン回数が多い人は、上手な人ばっかりですか?上達していますか?

私は上達しないことに疑問を持ったとき、冷静に周囲を観察。

正直なところ、週5日やっているバレエ仲間が上達しているように見えなかったんです。(辛口ですみません。。)

「ただやみくもにレッスンをする、回数を増やしても上達しない」理由が、ピラティスをやって理解できるようになりました

思っている以上に正しい身体の使い方が大事

バレエの注意ってすごく細かいですよね。

1cm単位で身体の位置を修正されます。

「それくらい正確な動きができなと踊れない」のがバレエなんだと、ピラティスで理解できました。

というのも、ピラティスで正しい身体の動きをトレーニングしたら、キープしやすいし、回りやすい

たった1回のトレーニングですら、です。(先生にも褒められた)


まずは「正しくないところを直す」を集中的にやらないとダメなんだと、深く理解できた体験でした。

マイコ

思いかえせば、「先生の注意をいつまでも直せない」から困っていたんですよね。

自分の身体のクセがわかってない

子どもたちと違って、大人は生活からくる身体のクセがあります。

  • 巻き肩(スマホやPC作業)
  • 反り腰(女性は多いですよね)
  • 首が回らない(肩コリ&首コリ)

自分のクセ・特徴を知っておかないと、先生の注意をしっかり受け止められないんです。

例えば私の場合、「自分が真っ直ぐだと思っている感覚は、真っ直ぐではない」という気づきがピラティスでありました。

「なんか右に傾いている気がするな~」と思っていたら、「これが、まっすぐだよ」と何度言われたことか!

マイコ

少し歪んだ状態が当たり前すぎて、まっすぐのほうが違和感があったんです

正しくない使い方が上達してしまう

クラスレッスンでは、先生は個人への注意に時間はかけられません。(90分しかないし)

肋骨を締めて!
引き上げて!
肩甲骨を広げて

と注意はしてもらっても、「ん?これであっているのかな?」と思っている間に、レッスンは次へと・・

結局、注意された「肋骨を締める」「脇を立てる」感覚を得られないままレッスンが終了

そして、また同じ注意を受ける・・

「締める」「引き上げる」「肩甲骨の位置」の正しい感覚があってこそ、修正にもっていけますよね。

怖いのは、正しくない使い方を練習し続け、それが上達しまうことです。

マイコ

「いつかできるようになる」のいつかが来ないんですよね・・

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ピラティスがバレエを一気に上達させる理由

バレエの先生やプロがピラティスをするワケ、やってみて腑に落ちました。

ピラティスとは

ピラティスは、ジョセフ・ピラティスが第一次世界大戦時に負傷兵のリハビリのために開発しました。

ピラティスの目的は「動きの質を高めること」。

正しい骨の位置や筋肉の使い方を重要視し、体幹と呼吸に焦点をあてたピラティスのメソッドは、アスリートやバレリーナの身体機能向上にも取り入れられています 。

ピラティスで受ける指摘は、驚くほどバレエと同じ

ピラティスで注意されたこと
  • 脚の外旋が弱い(アンデオール)
  • 肋骨が開いている
  • 反り腰気味
  • 股関節がうまく使えていない
  • 肩が上がるクセがある

あまりに、バレエでの注意と同じで驚いたと同時、「これは効果ありそう」と体験レッスンで思いましたね。

根幹となることが、共通しているんです。

ピラティスとバレエの共通点
  • 身体を正しく丁寧に使うにフォーカス
  • インナーマッスルを鍛える
  • 身体の歪みやクセを直すことが大事

バレエとの大きな違いがあるとすれば・・

身体の調整や鍛えることを集中的にできる、こと

専門家と「身体を正しく使う練習」ができる

ピラティスは言葉だけの注意ではなくて、正しく使えてないところを集中的にトレーニングします。

専門トレーナーが身体をチェックし、正しい使い方を指導するので、自分の身体のクセを知ることができるし、正しいポジションと筋肉の意識ができます。

マイコ

”肋骨を締める”をできるまでやる」という感じです。我流にならないところも良いところ

プライベートレッスンだと、その人の身体に合わせてトレーニングできますよ。

このピラティスで得た身体の感覚をバレエでも使えるようになるから、上達が早い!

上達の理由

「レッスンで身体が変わる」から「変化した身体でレッスンする」

マイコ

ピラティスで”脇を立てる”感覚を知った時、とても感動しましたよ!「これか!」ってなります♪

「自分で気づいて直す」ができるように

ピラティスのトレーニングを重ねると、次の3つが頭でも身体でも理解できるようになります。

  • 身体の歪みや動きのクセ
  • 筋力が弱いところ
  • 正しいポジション

レッスン中に気をつけることもできるし、「あ、違った」と注意される前に直すことも増えますよ。

上達の理由

自分で直せるから、濃いレッスンができる。先生もワンランク上の注意に移る

マイコ

先生の指摘も「よくわからない」「これで合ってる?」が減りますよ。

ストレッチ・筋トレの効果が爆上がり

ストレッチや筋トレも正しくやる方が、効果が断然高いですよね。

ふくろはぎを伸ばすストレッチなどは、1cmの足の向きで伸びが全然違います。(これもピラティスで学んで目からウロコでした)

筋トレもただ回数をこなすのではなく、「しっかり効くトレーニング」へ大きく変化。

それがレッスンにも活きてくるので、上達スピードは上がって当然なんですよね。

上達の理由

成果の出せるストレッチ・筋トレができる

マイコ

ピラティスのトレーニングは、できる回数を目的にしていません「正しく使う」が大前提。なので正しいポジションや使い方が身につきやすいんです。

大人は「知識」でうまくなる

子供の頃からバレエをやっていると、バレエの正しい動きを自然に身につけていきます。

それは、身体にクセがないこともあるし、子どもと大人では学習方法が違うそうです。(脳科学的に)

マイコ

バレエの解剖学を習った時、講師の方が「子供は目で見て理解できる」と言っていたのが、今でも印象に残っています。

大人の場合、バレエが身体向きの人もいますが、めちゃくちゃ上達スピードが早いかと言うと、そうでもないようです。

大人が武器にするのは「知識」。

ピラティスで、身体の知識を体験を持って身につけられるので、それがバレエに生かされるんですね。

上達の理由

大人は体感+知識で上達スピードを上げる

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【実体験】ピラティスで指摘された身体の使い方

指摘されました

ピラティスに通うとき「バレエやってるしな」と、少しタカをくくっていました。

正直にいうと「なんなら褒められるのでは?」ぐらいに^^;

でも、実際には「バレエやってるのに!」って何度もショックを受けることに・・

指摘されたことをいくつかシェアしますね。

骨盤と股関節が連動している

バレエを長年していたので、骨盤を安定させた状態で股関節を動かせないとは思いもしなかったです。

骨盤と股関節が連動していて、次のような状態を引き起こしていました。

パッセ

パッセをするとき、骨盤がついていってしまう

  • キープできない
  • ピルエットが不安定
  • 形が美しくない
デベロッペ

デベロッペするときに、骨盤が動脚に持っていかれる

  • とにかくブサイクなフォルム!
  • キープできない
  • アンディオールできず、前もも発達
体幹ゆらゆら

骨盤が安定しないので、ボディが揺れやすくなる

  • ロンデジャンプアンレールで身体が揺れる
  • 動きが美しくなく、エクササイズ風
  • センターレッスンで不安定さ爆発
マイコ

骨盤は身体の要。「骨盤を正しいポジションにするだけで、こんなに安定する!」と何度も体感したんですよ。

ピラティスでのトレーニング

股関節と骨盤を別々に使えるよう、トレーニングしていきます。

緩める

股関節を緩めるストレッチを通して、股関節が実は固くなっていることや左右差を感じます。

トレーニング

股関節と骨盤を別々で動かす練習をします。自分の身体や動きのクセも見えてきます。

マイコ

股関節と骨盤が連動している人は多く、子どもでも苦手な子がいるようです。これは、しっかり身につけたい!

内ももの外旋(アンデオール)が弱い

バレエでも言われますが、内もものアンデオールが弱いと何度も指摘されました。

自分では「一般の人よりはできているでしょ?」って思っていたんです^^;

けど「ヒザ下が回りすぎている」と言われ・・

ピラティスでのトレーニング

内もものアンデオールは、おしりの筋肉も必要とのことで、おしりも鍛えます。

回りすぎているヒザ下は、逆にまっすぐに戻す練習。(これが難しい)

内もものトレーニングも、もちろん入ってきますよ。

マイコ

一言で「おしりの筋肉」といってもいろいろあります。外旋に必要な筋肉をピンポイントで、鍛えました。

アン・オーに肩がついてく

「肩を挙げないで!」と大人バレリーナにとっては、おなじみの注意。

これも股関節と骨盤同様に、腕と肩が固まって連動している状態した。

これも「アン・オーで練習しているから!」と自信満々だったのに、正しい背中と肩の位置で上げようとすると、頂点に届かず。。

ピラティスでのトレーニング

肩周りをほぐしてストレッチをしますが、自宅でやってたストレッチとは全然違いました。

似ているんですが、肩甲骨や肩の正しいポジションを厳守

二の腕や背中を使う感覚がでてきます。

マイコ

これができると顔の周りに空間が生まれますよ。肩で空間を埋め尽くしていると、ゴツく見えちゃうんですよね。。

弱い体幹がマッチョな太ももを育てていた

体幹が弱いと人は四肢で頑張ろうとするそうです。

必要以上に手足を使うことになるので、次のようなことが起きます。

  • 前ももやふくろはぎが不必要に発達
  • 伸びが無い、力んだ踊り
  • 筋肉があっても、軸がグラグラで回れない

バレエは足の動きが複雑なので、どうしても足に注目しちゃいますよね。

複雑な足の動きに耐えるボディがどうしても必要。

四肢だけでは体は安定しないし、太ももとかが発達するので要注意です。

ピラティスでのトレーニング

インナーマッスルを鍛えます。

背骨や骨盤の位置を正しくした状態で、さまざまな腹筋トレーニングを実施。

バレエ同様に「縮める腹筋じゃなくて、伸ばす腹筋」も定番のトレーニング。

正しい位置での腹筋をできている人は少ないそう

マイコ

Youtubeの動画だけでは、腹筋を正しく鍛えることは難しいとインストラクターが言っていました

ご紹介した以外にも、下記のような注意を受けました。

  • 足の指ばかり使って、母指球で立てていない
  • 胸骨の回旋が弱い
  • 腹筋を伸ばして使うことができない
  • 腸腰筋が硬い

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ピラティスにお金と時間を使って大成功

別人と言われた

ピラティスは安くはありません。

私も会社帰りにバレエのレッスンより高いピラティスに行くのは抵抗がありました。

けど、通った結果は大成功としか言えないんです。

マイコ

本当に「これまで何年分を損したのか!」「何年分を得したのか♪」と心から思いました。

先生に3ヶ月で別人と言われた身体に

効果は自分だけでの判断ではありません。

ピラティスを始めて3ヶ月ぐらいたった時、レッスン中に先生から

どうしたんですか、マイコさん!身体が別人ですよ!

と言われました。

先生にはピラティスに通い出したとは伝えていませんでした。(なんとなく申し訳ない気もして)

バーレッスンの最中だったんですが、先生は次のように身体が変化したと教えてくれたんです。

  • おしりがキュッと締まって、ローザンヌの子たちみたい(これは褒めすぎ)
  • 2番プリエがとても良くなった→股関節と骨盤の位置が良い
  • 軸がしっかりしてきた
マイコ

これには感動しましたね。自分だけが感じている変化じゃないんだ!バレエにも効いた!と自信を持てた瞬間でした

おなじみの注意が直せる!

「肋骨を締める」「脇を立てる」の正解(身体の感覚)をピラティスで会得できたのは、大きな収穫でした。

今までは、できているか自信がなくて「たぶんこれ」と力んでいるだけでした。

けど、ピラティスでしっかりと肋骨を締める練習。

前鋸筋や僧帽筋などの筋肉を感じ鍛えることで「脇を立てる感覚」を知ったんです。

レッスン中に足の動きに夢中になってしまっても、「あ、肋骨が開いた!戻さなきゃ」と直せるように。

正解を知らないで続ける非効率なレッスンから脱出しつつあります。

マイコ

課題の「引き上げ」も先生から「それ!」って言われる回数が増えてきたので、これを地道に育てています。

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ピラティスは結果的にコスパ・タイパがよかった

ピラティスを通して思うのは、「バレエのレッスンだけを続けていても、この身体の使い方、身体の感覚を得られない、めちゃくちゃ時間かかった」だろうなということです。

私は「肋骨をしめる」「骨盤を安定させる」ことを集中的に練習しませんでした。

そもそも「正しい位置」を習う機会もなかったです。

一度立ち止まって、しっかり自分の身体に向き合ったことで「バレエを踊れる身体」がわかるように

もちろん全部じゃないです。

けど、目指すべきゴールがわかったことがとても大きな収穫。

マイコ

結果的に、ピラティスはコスパもタイパも良かったと自信をもって言えます。

「ずっとピラティスを続けなきゃダメ」ではない

ピラティスとバレエを両立させていれば、飛躍的に踊りの質は上がるとは思います。

でも、「ずっと続ける必要もないかな」というのが私の意見です。

お金も時間も限りがありますしね。

「身体の感覚をだいぶ得たな」と思えたときに、回数を減らしてきました。

週一回のマンツーマン

意を決して週1回のプライベートレッスンを実施

半年ぐらいで月2回へペースダウン

だいぶ身体の感覚も変わったので、月2回へ・・

月1回と発表会近くにだけ

月1回の不定期にして、発表会の前日は必ず行く、みたいな続け方へ

今はお休み

今はピラティスは休止していて、トレーニングしたくなったら、復活予定

今でもバレエのレッスンでは、「あ、今おしりが抜けた」「背中が落ちたな」「右脇が縮んだ」と身体の状況を確認できています。

マイコ

先生にも同じ指摘をされるので、自己認識と先生の目に大きなズレがないと感じていますよ。

グループレッスンでも効果がでていたバレエ友達

ピラティスがあまりに良かったので、バレエ友達に勧めまくったんです 笑

ピラティスを始めてから「前よりぐっと安定したんじゃない?」と友人の目からも変化があったみたいで、みんな興味をもっていました。

で、10人以上の友達がピラティスにトライ!

全員が体験レッスンで「これはいい!」と思ったようで、長期的に続けていました。

プライベートをする人もいれば、5人程度のグループレッスン中心の人も。

ただ、どのレッスンを選択しても上達していて、明らかに安定感が違う!

ピラティスの効果は凄まじいものがありました。

マイコ

センターでもグラグラしなくなってきている友達も多かったです。

おすすめのピラティススタジオ

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ピラティスを始めるとき、いろいろ探しました。

「バレエに詳しいところがいいなぁ」と思っていたのですが、あまりこだわらなくても問題ないというのが結論です。

ちゃんと解剖学に詳しいトレーナーがいるスタジオであれば、十分すぎる指導を受けられると思います。

ピラティススタジオの選び方

必ずマシンピラティスができるところを選んでください。

ジムでやるマットピラティスって実は難易度が高いんです。

正しく身体を動かせる人じゃないと、バレエへの効果がでません。

マシンピラティスは、使いたくない筋肉を使わないようにしながらトレーニング・調整できます。

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