トウシューズを履いて踊っているとき、
「ポワントが脱げそう!」と焦ったことはないですか?
実際に脱げてしまったことがある人もいれば、
「脱げそうで怖い」という不安を抱えたまま踊っている人も多いと思います。
私もポワントが脱げてしまいやすく、
いろんな方法を試しています。
今回は、
トウシューズのかかとが脱げてしまう理由と、
実際に試してほしい対策を5つご紹介します。
いくつか試して、自分に合うものを見つける
そんなスタンスで読んでもらえたら嬉しいです。
かかとが脱げちゃう理由
トウシューズのかかとが脱げる一番の理由は、
ポワントと自分の足が完全にはフィットしていないことです。
とはいえ、
“シンデレラフィット”のトウシューズに出会えることは、実はかなり稀。
多くの人が
「少し合わない部分を、工夫や調整でカバーしながら履いている」
というのが現実だと思います。
まずは、どこが合っていない可能性があるのかを、ざっくり見ていきましょう。
サイズが合っていない
サイズが合っていない、というのは
「大きい・小さい」だけではありません。
- 長さが小さすぎる/大きすぎる
- 深すぎる/浅すぎる
- 幅が広すぎる/狭すぎる
また、
最初は合っていたけれど、履き慣れて柔らかくなり、結果的に合わなくなってくるケースもあります。
ポワントの布が硬い
新品のトウシューズや、
布がしっかりしているモデルは、かかとが足になじみにくいことがあります。
特に、
- ゲイナー・ミンデン(Gaynor Minden)
- BLOCH(ブロック)
といったメーカーは、布が硬いと感じる声をよく聞きます。
実際、ゲイナー・ミンデンには、
かかとが脱げにくくなるための専用アイテムとしてヒールグリッパー(Heel Gripper) が販売されていたほど。
ポワントの布の硬さや構造が、かかとの脱げやすさに影響することは珍しくありません。
足の形状との相性
特に影響が出やすいのが、かかとの形。
- かかとの出っ張りが少ない
- 丸みがあまりない
こういった足の形だと、どうしても脱げやすく感じることがあります。
マイコ私自身もこのタイプで、トウシューズだけでなく、足首靴下でも脱げちゃうタイプです
トウシューズが脱げにくくなる5つの対策
ここからは、実際に試せる対策を5つご紹介します。



「できそう」「気になる」ものから、気軽に試してみて
対策1. ゴムの付け方・数を変える
効果:★★★★☆
トウシューズ対策の中でも、まず試しやすいのがゴム。
ゴムの付け方を変えるだけで、ホールド感がかなり変わることがあります。
- 強度1:輪っかゴム
手軽だけど、緩いとあまり意味がないことも





ゴムの種類を変えると強度も変わるよ
- 強度2:クロスゴム
少し手間はかかるけれど、フィット感はアップ


強度3:クロスゴム+輪っかゴム
ホールド感はかなり強め





私はこれで、だいぶ脱げにくくなりました
- すぐ取り入れられる
- ホールド感を調整しやすい
- 縫うのが少し面倒
- 履くときに手間がかかることがある
すでにゴムをつけている人はここをチェック
効果:★★★☆☆
- ゴムが伸びきっていないか
- 長すぎて、ホールド力が弱くなっていないか
- 伸縮性のあるリボンが緩んでいないか



意外と速く伸び切ってしまって、効果が弱くなっていることもあります
対策2. かかとにリボンを通すゴムを設置する
効果:★★★★★
かかと部分に小さなゴムでループを作り、
そこにリボンを通して履く方法です。
物理的にかかとが固定されるので、
「脱げる」という点に関しては、かなり確実。
- ほぼ脱げなくなる安心感
- 履くときに少し手間がかかる
- 見た目が不格好になりやすく、工夫が必要
対策3. かかとに摩擦をつける
かかとが脱げやすい場合、
「摩擦を増やす」ことでフィット感が大きく変わることがあります。
2つの方法をご紹介します。
① アンダーラップ・テーピングを使う
効果:★★★☆☆
アンダーラップを使って、
足とトウシューズの隙間を埋める方法です。
薄い素材なので、
巻く回数でフィット感を細かく調整できます。
かかとだけでなく、つま先やサイドなど気になる所に詰めることが可能。
- 簡単に調整しやすい
- 価格が安く、コスパが良い
- 靴擦れ防止や保護にも使える
- 巻きすぎると、立つ感じが変わり、踊りにくいことも
アンダーラップは、本来はテーピングの下に巻くための薄い保護用テープ。
直接肌に貼りつかず、通気性があり、クッション代わりにもなります。
バレエでは、かかとや甲、足指などに巻いて
・靴擦れ防止
・サイズの微調整
・痛みの軽減
といった目的で使われることが多いアイテムです。
② トレンカタイプのタイツにする
効果:★★★☆☆
トレンカタイプのタイツは、
かかと部分が素足になるため、
トウシューズの内側と直接摩擦が生まれます。
その結果、
かかとが滑りにくくなり、脱げにくさを感じる人も多い方法です。



実際、プロのダンサーでも、履いている人いるよね
- 特別な加工がいらず、簡単に試せる
- すでに持っていればすぐ実践できる
- 素足に履くため、痛くなることがある
- 見栄えが気になる場合がある
対策4. 厚さ・素材の違うトウパッドを試す
効果:★★★☆☆
トウパッドは「痛み対策」のイメージが強いですが、フィット感調整としても使えます。
- 少し緩く感じるときに厚めにする
- ポワントが柔らかくなってきたときに見直す
トウシューズは、履き込むうちにどうしても柔らかくなり、最初はちょうどよかったフィット感が、少しずつ変わってきます。
そんなときに、
- 少し厚めのトウパッドに変える
- 素材の違うものを試してみる
ことで、フィット感が戻ることも多いです。



トウパッドは“履き替えるもの”という考え方を取り入れてみては?
私も、まわりの友人たちも、厚さの違うトウパッドをいくつか持っています。
- 簡単に変えられる
- 縫い物が不要
- 足先の痛み軽減にもなる
- 感覚が変わり、踊りにくく感じることもある
対策5. ポワントのサイズ・モデルを調整する
効果:★★★★☆
思い切って、フィッティングを見直すのも一つの方法です。
- サイズを変える
- 幅を変える
- 深さを意識する
- メーカーやモデルを変える
これだけで、驚くほど脱げにくくなることもあります。



私自身、サイズを一つ上げて、幅を一つ狭くしたことで、フィット感が一気に良くなった経験があります。
- 根本的な改善につながる
- 悩みが激減する可能性が高い
- お金がかかる
- 実際に踊ってみないと分からない
- 脱げなくなっても、別の違和感が出ることもある
正解はひとつじゃない
トウシューズの脱げ対策は、
これをやれば絶対OKというものはありません。
いくつか試して、
組み合わせて、
「これなら安心して踊れる」と思える状態を作る。
それで十分だと思います。
脱げないことは、
安心して踊れること。
少しでも不安が減って、
踊る時間が楽しくなりますように!

