海外バレエ団の来日公演を楽しみにしている人が、気になるのはNBSのバレエの祭典会員ではないでしょうか?
私も、チケット争奪戦から抜けたい!という思いで入会しました。
お値段も高いので迷ったんですけど、思った以上にメリットを感じているので続けています。
今回は、NBSバレエの祭典に入会を迷っている方のための記事。(ちなみに途中入会できません)
バレエの祭典会員とは?
NBSの「バレエの祭典会員」は、日本舞台芸術振興会(NBS)が提供する会員制度で、バレエファンに特化した特典やサービスを提供しています。
ざっくりいうと、「NBSが主催する海外公演のチケットを最優先で取れる」って感じです。
世界最高峰のバレエ団、アーティストによるプレミアムな公演チケットを、発売前に確保してお届けする、バレエ好きのためのシリーズ会員券
バレエの祭典会員の特徴
バレエの祭典会員の主な特徴は4つです。
対象公演が決まっている
対象となる公演が決まっていて、だいたい4公演8演目ぐらいです。(シーズンで変わる)
基本的には海外バレエ団の公演やガラで、時々東京バレエ団の公演が入ります。
会員区分は4つある
会員の区分は、下記の4つです。C席以降はありません。
バレエ・ロイヤルシート会員 | S席 (席が指定できる) |
---|---|
S席会員 | 1階・2階正面 |
A席会員 | 2階サイド(LR)・3階正面 |
B席会員 | 3階サイド(LR)・4階正面 |
会員限定のイベントや特典がある
会員特定のイベントや特典があります。
これについては、次のメリットでご紹介しますね。
バレエの祭典会員になるメリット
バレエの祭典会員のメリットをご紹介します。
チケット争奪戦から脱出。良席が簡単に手に入る
一般発売より前に席が確保されるので、良席を難なくゲットできます。
ロイヤルバレエ団などの人気公演は、完売や希望の席種が売り切れることもありますよね。
バレエの祭典会員だと、どこよりも早く席を確保できるので、良席を確保できます。
「チケット予約のために特定の時間を開けておく」というのをなくしたかったんですよね
リハーサルやクラスレッスン見学ができる
リハーサルやクラスレッスンの見学ができるのも、大きな特典のひとつです。
指定された公演にはなりますが、リハーサルやクラスレッスンの様子を見学できます!
世界バレエフェスティバルのクラスレッスンを見学したことがあるのですが、メソッドの違いやハイレベルすぎる動きに釘付けでした
ダンサーたちの和気あいあいとした雰囲気を感じられるのも良い♡
リハーサル見学では、本番さながらのパフォーマンスを見ることができ、席が遠くても十分に楽しめます。
監督が最後の最後まで細かい調整を加えている様子を目にすることもでき、舞台の裏側も垣間見えますよ。
追加チケットを買える
追加チケットも購入できます。
会員よりは席は劣ることもありますが、一般発売前に買えるので席も良席なことが多いです。
友達の分や他のキャストで見たい場合にも便利。
第33回までは割引がありましたが、34回からなくなりました
もれなく公演プログラムがついてくる
全公演のプログラムが特典でもらえます。
あまりプログラム買わない派でしたが、読むようになりました。
作品紹介や専門家による解説、ダンサー紹介などあるので、より公演を楽しめるなと思います^^
ただ、プログラム内容の満足度は公演によるかな。
サプライズ特典があったりする
これは絶対あるとは言えませんが、会員だけの特典案内が急にきたりします。
2020年だと東京バレエ団公演への無料招待がありました。
これはコロナ渦で予定されていた公演がほぼキャンセルされたので、特別だったからかも。
突然決まったベジャールバレエ団やシュツットガルトガラ公演の先行販売案内をいただけました。(一般の先行より前)
ハンブルグバレエ団の公演動画が公開されたこともありましたね。
- バレエの祭典対象外の先行発売
- 東京バレエ団「M」の無料招待
- 抽選による無料招待
- 格安チケットの抽選販売
- 世界バレエフェスティバルのファニーガラのある公演の抽選販売(会員限定)
- 世界バレエフェスティバルの特別全幕公演の優先確保
ファニーガラのある公演、2回抽選に応募しましたが、どちらも当選できました!
バレエ・ロイヤル・シート特別会員は、ダンサーに会える
S席に寄付金(35万円ほど)を出す一番ステータスの高い会員の種類です。
特典もたくさんあります。
- アフターパーティーへの招待
- 座席の指定
- ファニーガラのある公演へのチケット確約
- ドリンクチケット
この会員は定員が100名のようです
バレエの祭典のデメリット
デメリットもあるので、入会前にはよく知ってから決めたいものです。
対象公演が決まってる
対象公演は決まっていて、選ぶことはできません。
全部を観ることが前提。
正直、このバレエ団・演目はパスしたいなぁと思うこともあります。。
ただ、仕方なくいったけど、良い舞台だった!ってこともあるので、紙一重^^;
きっとバレエの祭典会員でなかったら観なかっただろうなという公演で、大ファンになったバレエ団もありました
希望日を決めるのは結構早め
希望日のアンケートはかなり早くきます。
2020年3月のパリオペ公演は、2019年9月にアンケートきました。
ただ、チケット発行が1か月前なので、間に合えば変更も可能だと思います。
一般発売後の変更は、良い席が難しいこともあるので、変更は注意が必要です
席が選べない
席を選ぶことはできません(ロイヤルシート会員を除く)。
ただ、エリアの選択は可能です。
センターブロック、サイド(LやR)、2階の正面など、希望するエリアを指定できます。
最初の公演アンケートで希望するエリアを選び、その後の公演では、そのエリア内の席が割り当てられます。
ただ、都度「今回はセンターブロックで」など希望を書けば、考慮してくれます。心配な場合は電話で頼みましょう。
第34回(2025~26年)ラインナップ
第34回のバレエの祭典会員のラインナップはこちら↓
2025年5月 オーストラリア・バレエ団 ヌレエフ版「ドン・キホーテ」
2025年6月 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」「シンデレラ」
2025年7~8月 ロイヤル・バレエとパリ・オペラ座の特別ガラ
2026年6~7月 英国ロイヤル・バレエ団 全幕作品予定 2演目
バーミンガムには、アリーナ・コジョカルとウィリアム・ブレイスウェルがゲスト出演します
会員費
第34回の会員費はこちら↓
バレエ・ロイヤルシート会員 | 486,000円 |
---|---|
S席会員 | 136,000円 |
A席会員 | 121,000円 |
B席会員 | 106,000円 |
イレギュラーだと思いますが、上記にはロイヤル・バレエのチケット代が入っていません!私は初めてですが、後日精算となるそうです
バレエの祭典会員に向いている人・向かない人
バレエの祭典会員になったほうがメリットがあるタイプと個別で取ったほうがメリットがあるタイプをご紹介します。
会員になったほうがいい人
- 海外バレエ団の公演はだいたい観る
- チケット取りが面倒だと思う
- クラスレッスンやゲネを見たい
- 良席を自分で取るのが難しい
- 人気のバレエ団またはダンサーの公演チケットが絶対ほしい
公演をよく見る人は、同じ料金で特典やイベント招待もついてくるので、メリット大きいですよ
個別でチケットを取ったほうが良い人
- 座席を選びたい
- C~E席でも鑑賞したい
- 忙しくて先の予定が見えない
- 見たい公演が限られている
- 全部のキャストが決まってからチケットを買いたい
チケット希望を出すとき、主演ダンサーぐらいしかわからないことが多いんですよね
よくある質問
よくある質問を集めてみました。
- チケットを予約した日は変えられるの?
-
何度かNBSに電話して変えてもらったことがあります。
一般発売前だと良い席がないこともあるので注意が必要です。
チケットが郵送されたあとの時は、チケットを返送してから後日届きました。
- 追加チケットをあとから頼める?
-
タイミングによりそうです。
締め切り前や直後だったら、追加チケットを電話で頼んだことがあります。
- 公演に行けなくなった場合、他人に譲っていいの?
-
チケットを譲ることはできました。
会場で名前のチェックなどはありません。
ただ、正規料金以上で転売はやめましょう。
NBSは高額転売に厳しい姿勢をとっていて、チケットを無効にしたことがあります。
- チケットの希望は、いつどうやって出すの?
-
チケットの希望は、公演の数ヶ月前(早いと半年以上前)に郵送で届きます。
返信は2通りで、郵送とWEB。
郵送は切手を貼らないといけないので、WEBが楽ですよ。
締切は2~3週間ぐらい余裕があります。