【エッセイ】人は自分で気付いたことしか覚えてない

 

エッセイ

『人は自分で気づいたことしか覚えてないみたいです。だからしつこく注意しますね~♪』
 

ってバレエの先生が笑顔で言ってくれました。
いや、先生、ほんとにありがとう・・( ;∀;)

「覚えていない」は、言い換えると「注意をはらえない」で「直らない」ってことです。

余談ですけど、バレエの先生が注意しなくなるときって、

  1. できるようになったから言わない
  2. 言っても直らないから言わない

があるそうです。

2の場合については、直そうとしている姿勢が見えていれば注意してくれるのではと思っています。そうじゃない場合、先生も諦めるんだろうなぁ・・

 

話を戻して、「自分で気付いたことしか覚えていない」というのは、自分で気付けると腑に落ち、直そうというスイッチが入るんだと思います。

「腑に落ちる」は、視覚的にとらえることができて納得する、体感できた、という経験がセットの時が多いですね。事例を紹介します。

「教わる」を濃くする気付き

ストゥニューの足

バーレッスンの時、右と左を続けてやることありますよね。
右から左に移る時、ストゥニューを使って向きを変えることが多いです。

その際に、以下のような注意を受けたこと無いでしょうか。

  • アンデオールしながら回って
  • 踵をキープしたままで
  • 内腿を締めたままで

すごくたくさん聞く注意ではないのですが、時々もらうやつです。

言われたときは注意するのに、次のレッスンではすっかり忘れて・・みたいなことになっていました。自分の中での”できるようになりたいっ!”という順位が低かったのだと思います。もちろん無意識・・(それがよくないんですけどね)

 

である日、とあるバレエスタジオのインスタ見てたんですよ。

大人バレエのクラスの動画で、上手な人がたくさんいるなぁと見入ってしまいました。そのうちのおひとりが、キレイに踊っているので注目していたら、ストゥニューが現れました。

 

「アンデオールが抜けて、踵が6番になった!え、なんかバレエっぽくない・・」

 

それまで美しいバーレッスンをしていた方の意外なところに気付いた瞬間でした。
上から目線でジャッジしているわけではないんです。プロやバレエ学校だと美しすぎて見えないところに気付けたという感じ。

 

先生からするとあんな風にストゥニューが見えているのか。そりゃは注意するわ、と腑に落ちた出来事でした^^;

美は細部に宿るといいますが、本当にその瞬間、「バレエっぽさ」が消えたんです。アンデオールの魔法が解けた脚がしっかりと脳内にインプット・・

 

それ以降のレッスンは、もうストゥニュー待ち 笑 とにかく練習したい、身に付けたい。内腿つけるし、アンデオールを絶対崩さないと決意、踵の位置も鏡で薄目チェックするようになりました。

 

グランパディシャとグリッサード

これは友人の話ですが、発表会に向けての練習中・・

「グリッサードが大きすぎる、グランパディシャと変わらない」

と先生から何度も指摘されたそうです。
ただ、この注意は普段のレッスンでもたまに聞く注意でもありました。発表会となると先生も熱が入りますし、個人注意も増えますから、友人の中で修正すべき事項の優先度が上昇・・

 

ただ、その注意が頭を離れないではあるものの、脳内イメージが伴っていなかった模様。
そこで、通常のクラスレッスンでほかの人を観察したところ、うまく跳べている人は、グリッサードが小さく、ホップステップ・・のホップ程度でグランパディシャを名前の通り大きく跳んでいた。

 

一方、自分と同じように同じボリュームでグリッサードとグランパディシャをしている人もいた。その両者を比べることで、脳内にイメージがインプットされたそう。

先生の見本は美しいのですが、比べるものがあるとよりわかる^^;
なので、同じクラスに上手な人、踊れるジュニアちゃんがいると私の観察眼は大きく開きます。

 

理想に近づくには、現在地を知ることがとても大切。

ただ、踊っている自分をみるのは撮影しかないですし、普段のレッスンでそれは無理なこと。なので、ほかの方を観察させていただいています。何度も言いますが、ジャッジのためではなく、自分もそうなっているだろうということを知るために・・

 

似て非なるパッセ

バレエあるあるですが、”パ”を先生の見本で真似してみるけど、なんか違うことってありますよね。

 

パッセ(ルティレ)、できているつもりだったんです。

が、先生からの注意がチラホラ。体験にいったスポーツクラブのバレエクラスでも指摘されました。

  • 内腿で上げて
  • お尻(後ろ側)に力入れ過ぎ
  • 骨盤をまっすぐに

 

その注意を受け始めた頃には、自分の中でパッセで使う筋肉や身体の感覚が定まっていて、どんなに注意を受けてもよくわからなかったんです。だから修正がなかなかできたなかった^^;

 

けど、こんなに注意されると「なんか違うことしているんだな」と思い、フューチャリング「パッセ」な時期が始まりました。

  • レッスン後に先生に改めて聞いてみる
  • 先生の内腿を触らせてもらった
  • ネットや動画で知識を追加

いただいた知識をレッスンや自宅で繰り返していきました。すっかり自分のやり方が確立していたものを変えるのって本当に大変。。

 

身体の使い方をいろいろ試してみたりして、やっと先生からよくなった、と。まだまだ途上ですが、似て非なるパッセからは脱出しつつあるようです。

先生からの注意も自分の身体で気付きを起こさないと、身に付かないものだなと改めて知る経験でした。

気付きをキャッチ、逃がさない

冒頭で紹介した先生の「~、しつこく注意しますね」は本当にありがたいです。自分事としてキャッチしないかぎり、注意は右から左へ、そして外へすっと消えてしまいます。

何度も言ってくれるというのは、受け取るチャンスを増やしてくれているということ。ただ、教わる私たちも先生の言葉をできるだけキャッチして、気付きを逃がしたくないですよね^^

 

気付きは成長のしるし、でもあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

バレエ踊る雑記
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