オススメの年イチ公演 横浜バレエフェスティバル

横浜
お気に入りの定期的な公演 横浜バレエフェスティバル。

横浜バレエフェスティバルのコンセプト

①若いダンサーと円熟したダンサーという、年齢や経験からくる表現の幅や厚みの違い。

②「クラシックバレエの定番からなかなか見られないコンテンポラリーダンスまで」「古典から新作まで」などの、演目のバラエティー。

引用:https://yokohamaballetfes.com/outline/

コンセプト通り、若いまだプロじゃないダンサーとプロとして活躍しているダンサーの違いがよくわかる公演です。

テクニックは、きっとみんな一定水準以上ある中で、プロになれる、その中でも活躍できる人は何が違うんだろう?という疑問に回答をもらった感じ。

若いダンサーが下手ということではなく、プロが磨き上げているもののすごさがわかる、といった感じです。

ゲストダンサーも海外で活躍している日本人ダンサーがたくさん参加するので、毎年楽しみにしています。

 

Vol.1のダイジェスト

「横浜バレエフェスティバル」ダイジェストVol.1【予告】 from Soyplanning on Vimeo.

Vol.2のダイジェスト

「横浜バレエフェスティバル」ダイジェストVol.2【予告】 from Soyplanning on Vimeo.

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一番の推しは菅井円加ちゃん!

タイトルにしちゃいましたが、菅井円加ちゃんをぜひ見ていただきたい・・
ローザンヌコンクールで1位を取って、あのノイマイヤー率いるハンブルグバレエ団のプリンシパルになりました。

↓ハンブルグバレエのドン・キホーテ。キトリは円加ちゃん。

ローザンヌを観た時から彼女の踊りに目を奪われ続けているのですが、今回見ることができるのは、プルノンヴィル版のラ・シルフィード、Little Briar Rose(眠りの森の美女の音楽を使ったコンテ)、ヌレイフ版のドン・キホーテです。
(ノイマイヤーのシルヴィアも観たかった!)

彼女にどうしても惹かれてしまうのは、そのテクニックの高さを基盤とした豊かなバレエを見せてくれるから・・

出てきて数小節で、その役柄のパーソナリティを想像してしまう、いや想像させられてしまいます。音の取り方や表情、顔の向きや目線、間・・ たまらないです 笑

派手なテクニックを披露するのではなく、ひとつひとつの仕上がりが素晴らしい・・こうゆう踊り、大好きです( *´艸`)

 

横浜バレエフェスティバルのYouTubeチャンネルできました

過去の公演動画をいくつかUPしてくれています。見応えバッチリ♪

印象的だったもの

高田茜さんと高岸さんのジゼル

全体というより、ふたりのパートナリングが美しかったです^^
ふわっと空気に溶け込むようなリフトとか・・

高岸さんのサポートがすごいのだろうな。
高岸さんのソロは、アレなんですが。。

Vol.1の特典は、高田茜さんのインタビュー。
横浜バレエフェスティバルやロイヤルでのお話が聞けます。

菅井円加ちゃんも同じだったけど、みんなランチをほとんど食べないで、夜ガッツリ派なんだね~
全幕モノのリハーサルの後にジムでトレーニングしてたとお話されていて、なんてストイックなんだ!バレリーナの体力ってどうなってるの!?と思わざるを得なかったですw

フレッシャーズで目を引いた方

井関エリナさんと相原舞さん。どちらもVol.2に出演。
しっかりとしたテクニックと魅せるヴァリエーションでした。

横浜バレエフェスティバルの若いダンサーは、国際的なコンクールで上位を獲っていたり、すでにバレエ団所属が決まっている方もでます。
それ以外に、オーディションで出演するダンサーのタマゴちゃんもでます。

ベテランだと、海外バレエ団のプリンシパルなどが参加するので、本当に幅広い層を観ることができるのですよね。違いを知るのは楽しいかも。

メンズなどは、特にサポート力の差がわかったりする^^;
女性をキレイに踊らせる技術は、男性に求められているんだろうなぁ。
ベテランダンサーは、そつなくこなしちゃうから気付かないのですが、こういったガラだとわかりやすいです。

コンテンポラリーで目を引いた

これは、いまだに記憶が鮮明なのですが、津川友利江さん エドワール・ユさんの「Shiver」。
もう一度見ることができて、本当に嬉しかった。

コンテを、床で這いずり回るとか思っていたら、ぜひこの作品を見てみてほしいです。
説明しがたいのですが、カッコエエ・・

あと、柳本雅寛さん・青木尚哉さんの「Lilly」。
笑えますw 横浜バレエフェスティバルの名物なんではないでしょうか。
柳本さんがいっつも笑わせてくれる・・ 吉本の人かなって思うわ。

王道のクラシック

Vol.2で見られるバーミンガムロイヤルバレエの平田桃子さん・厚地康雄さんのくるみ割り人形。

最初の方の、王子のレベランス・・ これだけで王子感を出す厚地さん!
気品と優雅さがたまりません。
東京バレエ団の秋元康臣さんを思い出しました。

この王子感のあるないって何なんでしょうね。
パリオペのダンサーもただ手を差し出すだけなのに、エレガントがぶわっっと広がります。

パートナーの平田さんは、高め安定のテクニックで美しいバレエを見せてくれます。
前回の来日公演で、パリオペのマチアス・エイマンとリーズの結婚でリーズを踊っていたのですが、見劣りするどころか、完璧なリーズだった印象を持っています。

リーズの結婚(ラ・フィーユ・マルガルテ)って、牧歌的なのにすっごく難しい振り付けなんだよね。
この作品大好きなのですが、平田さんのリーズはまた観たいです。

おわりに

感想を書き綴ってみると、Vol.2がオススメのような感じになっちゃいました。
どちらも素晴らしいので見てほしいのですが、迷ったらVol.2が個人的にオススメです♡

↓興味ある人はぜひ見てね♪
https://yokohamaballetfes.com/yokoballetdigest/

2021年の横浜バレエフェスティバル
2021年8月1日(日)神奈川県民ホール大ホール
概要:https://yokohamaballetfes.com/yokoballet201229/
※チケットは、2021年1月~2月頃らしいです。神奈川県民割引あるかも。
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