こんにちは、マイコです。
先日、パリ・オペラ座 眠りの森の美女の試写会に行ってきました。
2021/1/15より上演される予定です。
2013年の公演ですが、DVD化されてもいなくて、テレビ放送もしていないとのことですので、
パリオペファンは見逃せないですが、バレエ好きの方には本当にオススメ♪
見どころ!
ご招待いただいたのですが、感想の方は正直に綴らせていただきます。
・マチアス・エイマンのクリアで美しい技術を堪能
・気分が上がる豪華な衣装と舞台セット
さて、オーロラ姫のミリアムですが、序盤(第一幕)は、ちょっとバランスが安定していないかな?と感じつつも、とにかく仕草が愛らしくて、目が離せなくなるほどの耽美な踊り・・
軽やかなステップに美しい脚の運びは、必見だと思います。
脚の運びが美しいダンサー見つけたときの心の高揚ったら・・♡
差し出す足先、どこをとっても美しいライン、たおやかな上半身の動き・・見事でした。
ミスはちょいちょいありましたけど、大きなものではなかったですし、
相殺どころかそれ以上のものを見れたなと思います。
マチアスの技術の高さは、本当に群を抜いていました。
そうだろうと思っていたのですが、期待以上でした。
回転の速い刺すようなザンレールや高くてきれいなポジションのジャンプ、
ソロでは、演目の中では飛びぬけて大きな拍手がでていたのは納得。
ヌレエフ版は、デジレ王子の長いソロが二幕にもあるので、
マチアスを堪能するには申し分なしです。
あと、長いアームスによる王子感満載の所作!
なんなでしょうね、世界のバレエダンサーの中でも飛びぬけた
男性の優雅さをパリ・オペラ座の男性ダンサーに感じるのは・・
(もちろん全員じゃないですけどね)
あと見惚れたダンサーは、リラの精を踊った方。お名前がチラシにもなくて・・
たおやかで色っぽさがあるところが、パリジャン!って思ってしまった。
憧れちゃう雰囲気でしたね。またぜひ彼女の踊っているところをみたい。
パリ・オペラ座といえば、その豪華絢爛な衣装を期待しちゃいますよね♪
舞台セットも含めて、非日常感はバッチリ★
カツラをつけているのですが、まぁお顔も小さくて美しい方々・・
全然気にならない! 似合うって大事。
バレエを習っている目線での感想
習っている目線だと、違いとかすごさが見えてきます。
これは鑑賞の楽しみのひとつ。
まず、アティテュードを結構深く膝を曲げるんだなぁと。
ロイヤルやロシア系は比較的浅め。
私のお教室も浅めに曲げてと教わりますが、これは足長効果を狙ったもの・・
あと、パリオペのダンサーを見ていると、いつも足裏が強いんだろうなぁと思ってしまう。
吸い付くように床を掴んでいる・・ ミリアムに初めてロックオンされたのは、
彼女とマチアスの青い鳥を見てからです。
アダージョのアンボワテがバレエシューズ!?というくらい、足が床をつかんでいました。
今回も随所で見ることができて満足!
もうひとつ気付いたのは、つま先をフィッシュにしている人がほぼいなかったこと。
これもスタイルなのかな? つま先までまーっすぐ伸ばしていました。
美しい脚のラインが際立っていましたね。みんなラインが美しい・・
特にロシア系を見た後だと違うなぁと感じるのは、踊りの質感。
ロシアはレースのように軽く舞っていて、パリオペはしっとりしたシルクのようだなぁと感じます。
上手く言えませんが、しっとりとした上品な重みを感じるのです。
足先までのコントロールを感じる踊りは、個人的に好み♡
パリ・オペラ座がそのスタイルを大事にしているというのは、全体から伝わってきます。
ランダムに感想
✔ 眠りの森の美女のひとつの見どころは、青い鳥のパ・ド・ドゥですよね。
フランソワ・アリュが青い鳥をしていました。唇がねーー 青かったんですよ!
青い口紅?ちょっと怖かったです。ジャンプは高くて、拍手喝采でしたが。
フロリナ王女(ヴァランティーヌ・コラサント)は、骨格がいいなという印象・・
骨格診断でいうところのストレートタイプだろうな。
すみません、こんな感想しかなくて。。
✔ パ・ド・シスは、華やか!
最初のアダージョは、コールドを含め複雑に動くんだなぁという印象です。
連なってのアティテュードでバランスも見どころですよね。
リラの精の曲でソロを踊る方とリラの精は、別人だったような・・。
コーダのイタリアンフェッテってのようなフェッテ(あれ、なんていうのですか?)
が安定してキレイでした~
✔ 全体的なところですが、音あとでスタートする(踊り始めてからオケが入る)ことが多いように感じましたね。
私の知っている音の取り方とは違いましたが、ヌレエフ版の全幕を初めてみたので新鮮。
✔ ひとつだけ期待してはいけないこと!
揃ったコールドによる精巧美。これは日本のバレエ団で楽しみましょう。
揃っているシーンもあったね、って感じ。
ただ、バレエ団総出かな!?というくらいの充実した人数で、豊かに変わるフォーメーション、衣装の華やかさもあって見応えはあります。
オニール・八菜さんもいるので探してみてください。といっても、彼女は華があるので目立ってすぐ分かるはず。
✔ ロイヤルバレエの映画に見慣れていると、幕間にダンサーインタビューやよもやま話とか無いのでちょっと物足りないかもしれませんが、舞台そのものを堪能できることに変わりなし。
ちょっと前にやっていたロイヤルバレエの眠りの森の美女(金子扶生さん主演)との見比べもいいかも。
なんだかんだの感想ですが、観に行って損はないかと!
公開されたらぜひ行ってみてください。
約2時間40分 休憩なし2021.1.15~
東劇
新宿ピカデリー
札幌シネマフロンティア
ミッドランドスクエアシネマ
なんばパークスシネマ
神戸国際松竹「ドン・キホーテ」
約2時間10分 休憩なし2021.1.8~
札幌シネマフロンティア
ミッドランドスクエアシネマ
なんばパークスシネマ
神戸国際松竹2021.1.15~
東劇
新宿ピカデリー